購入価格: ¥10,500 (税込) ※Aコース(6,400円)+配偶者対象外型(4,000円)
『ネットで簡単に申し込める自転車保険。1億円までの高額賠償に対応し、示談交渉サービスが付く。ただしレースは対象外』
■ ネットで申し込める三井住友海上の自転車保険
前回投稿した三井住友海上のCYCLE 自転車の保険が7月で満期を迎えた。この保険は自動更新することもできるのだが、更新の時期が来る度に保険の内容を見直すことにしている。
今回私が選んだのは、三井住友海上のネットde保険@さいくるだ。CYCLE 自転車の保険から更新の案内が来ていたのだが、ネットで申し込みができ、クレジットカード払いできる手軽さでネットde保険@さいくるを選んだ。
この保険はスマートフォンからでも申し込みが可能だ。年に一度のこととはいえ、申込書の記入や郵送の煩わしさがないのが良い。ネットでの契約が完了すると、契約完了のEメールが来る。更に1週間後には、保険証券が郵送で届く。
写真: 1週間後に届いた保険証券。代理店は前回加入していたCYCLE 自転車の保険と同じだ
■ 加害事故重視ならAコースかBコースを
ネットde保険@さいくるは、CYCLE 自転車の保険と同様、GKケガの保険を自転車向けにしたセットプランだ。Aコース、Bコース、Cコースの3つと被保険者の範囲を選ぶことができる。ただし、販売はセットプランのみで、GKケガの保険のさまさまな特約などを追加したいなら、三井住友海上の代理店に相談する必要がある。
今回、私が加入したのはAコースだ。死亡保険金、後遺障害保険金、入院保険金、手術保険金、通院保険金に加え、最大1億円までの高額賠償と示談交渉サービスが付く日常生活賠償特約が補償の内容だ。Bコースは通院保険金がなく、Cコースは更に日常生活賠償保険金がない。加害事故を重視するなら、最低でもBプランには入っておきたい。
■ リーズナブルな保険料
更に今回は、被保険者の範囲を同居する家族まで広げた。私の住んでいる場所は駅から比較的近い住宅街で、逆走や信号無視などマナーの悪い自転車が非常に多い。これでは私だけでなく、家族まで交通事故に巻き込まれる可能性が高いと考えた。
私は独身なので、被保険者の範囲は自分と親族のみだ(配偶者対象外型)。プラス4,000円で同居する家族の分までカバーできるのはリーズナブルだ。本人型の場合、Aコースで6,400円、Bコースで4,490円とリーズナブルだ。BコースとCコースは価格差が920円と小さいが、日常生活賠償保険金の有無はかなり大きい。繰り返しになるが、最低でもBコースには加入すべきだ。
写真: 加入した自転車保険の内容
■ ネットde保険@さいくるとCYCLE 自転車の保険の違い
ネットde保険@さいくるとCYCLE 自転車の保険は、GKケガの保険の自転車向けのセットプランだが内容は異なるものだ。CYCLE 自転車の保険の方が、入院保険金以外の保険金が手厚い。ネットde保険@さいくるのAプランは、CYCLE 自転車の保険のBプランの入院保険金を手厚くしたものといった感じだ。
つまり、入院保険金重視ならネットde保険@さいくるを、死亡・後遺症外保険金重視ならCYCLE 自転車のAプランということになる。ネットde保険@さいくるのCプラン以外は、日常生活賠償保険金は最大1億円と同じだ。
写真: 届いた保険証券には「GKケガの保険」と書いてある
■ 自転車レースでのケガは補償対象外
この保険では、自転車を用いた競技、競争、イベント、競技等に準ずるものでのケガは補償の対象外になる。ブルベ等のイベントも補償対象外になる可能性が高いので、この保険を検討している人は保険会社に確認してほしい。
レース中の事故によるケガは、GKケガの保険の「普通障害プラン(9,140円〜)」なら補償される。競技志向の人は、セット販売のネットde保険@さいくるではなく、GKケガの保険の方で検討した方が良いと思う。
■ 絶対に保険に加入を
ネットde保険@さいくるは、競技以外でサイクリングを楽しむ人には向いていると思う。本人型で4,490円から加害時に1億円までの高額賠償に対応できるメリットはかなり大きい。自転車のパーツやアクセサリーよりも最優先すべきは保険。もしものときに備えて、高額賠償に対応する自転車保険の加入をおすすめする。
図: 三井住友海上 ネットde保険@さいくるの良い点と注意点
価格評価→★★★★★ (リーズナブルな保険料)
評 価→★★★★☆ (高額賠償と示談交渉サービスが魅力)