購入価格 ¥ギザ ナノ ブレーキライト¥1000 + Bikeguy トライスター レッド¥1000 + コード + スイッチ¥40
平地を30~40km/hで走行し、山の登りでは遅いけど、下りでは70km/hをも超える速度で走るロードバイク。それももちろん公道を。そして、その公道を使用する自動車・バイクなどは全てブレーキライトが付いている現実。
もちろん、自転車の世界にもブレーキライトというものは既製品で何点か存在している。
例えば、「ギザ ナノブレーキライト」。「ギザ ナノブレーキライト」を流用した「UNICO S-SUN ブレーキライト」や「ESUPPLY ウインカーライト」などである。しかし、それらは作りも簡素で防水性などもほぼ考えられていないし、重たく、大きく、光量が圧倒的に足り無すぎる。
そこで考えたのが同じように「ギザ ナノブレーキライト」を流用して自分が納得できるリアライトと組み合わせて改造しちゃえばいいんだ!というところが今回のライトが出来たあらまし。
では、納得できるリアライトは何だろうと考えると、
①日中でもライトが付いていると分かる光量であること。
②CR2032などの軽量電池使用により、重量が軽いこと。
③防水性能がそれなりに高いこと。
④頻繁に電池交換したくないので、電池持ちが良いこと。
色々なライトを買ってきてテストし試した結果、CR2032を使用し、点灯時間も点滅175h・連続点灯95hと電池持ちが良く、電池を入れて蓋を閉める部分に防水対策のゴムリングがあり、何より明るい「Bikeguy トライスター レッド」が一番いいと感じいよいよ工作へ進むことに。
※以下、ギザ ナノブレーキライトをナノブレーキ。Bikeguy トライスター レッドをトライスターとします。
※ナノブレーキについて。
このライトの仕組みはブレーキワイヤーに設置すると、ブレーキを引くことでスイッチに力が掛かり、内部にあるボタン電池とLEDが接触することで光が付く。光量がどうしても少なすぎるから実用性はないけど。
--用意するもの--
ナノブレーキ 1 トライスター 1 コード 1本 スイッチ 1
(スイッチは、近所のパーツ屋さんで買ってきた適当な40円くらいのもの。ネットとかでも買えるとは思う)
・ナノブレーキを分解し、中に入っているLEDとボタン電池を外す
・コードをナノブレーキに通して、スイッチと半田付け
・ボタン電池が入っていた場所に半田付けしたスイッチを設置。
・トライスター側を分解して、コードが通るサイズの穴開け。
・その穴からコードを通してコードの片方を電池の-電極に、もう片方を3箇所あるLEDの+電極側に半田付け。
・トライスターの蓋を閉じて、コードを通すために開けた穴を液体ゴムで防水のため保護。
・完成
と文章にすると自分の説明の下手さが出て恥ずかしくなる現実・・・。
---使用しての状況---
このライトを付けてから、夜はもちろんのこと日中でも気持ち車が警戒してくれるようにもなり、停車する場合などシューがリムに触れない程度に軽くブレーキを引き2・3度ブレーキランプを光らせることで後続に危険など知らせることも可能に。
ローディー同士でも外が明るくても十分に視認可能。
後、ブレーキライトとして普通に使えていますが、普通にトライスターとして、回転点灯や点滅や常時点灯などもトライスター側の黄色いスイッチで使用可能。ブルベなどリアライトの常時点灯が必須イベントでは、メインのリアライトが壊れた場合の応急処置としても。
ちなみに、初対面の人には必ず「それいいね!自作?既製品?」と聞かれ、話のネタにもなるというオマケ付き。あの有名なランドヌールの三船さんにも、「それ自作?いいね!」というきっかけから会話が弾んだという、私事ですが嬉しいこともあったり。
このライトを作ってからほぼ1年になりますが、この1年で走行距離1万キロで電池交換は3回。友人用も作って使用してもらっていますが、友人は電池交換2回。ブレーキを使う頻度などで差は若干ある模様。
雨のブルベ300に出たときは、朝7時スタートから夜中ゴールまでずっと大雨でしたが、水没もせず。防水性は予想以上に高いかと。
---最後に---
今回はトライスターを使用した改造ですが、ナノブレーキをスイッチとしたこの方法だと、ほぼ全てのライトに適用出来るので、同じようにしててもっと良いライトあるよ!とか、このリアライトで試したけどこっちの方がいいよ!とかありましたら、是非お教えいただければ嬉しいです。
最後に、このライトの作り方でLEDに過度な電流が流れているのかどうかとかは、私にはまったく分かりません。取りあえずライトが付いたからいいや(笑)という感じで作ってしまっているので。詳しい方のアドバイスなどあったら、それもまた嬉しいです!!!
価格評価→★★★★☆(ナノブレーキがちょっと高いかなーとは)
評 価→★★★★★(欲しい機能という意味では大満足)
<オプション>
重量→ナノブレーキ 5g+トライスター 15g スイッチの種類やコードの長さで重量は若干変化するが、普通に使う分には推定重量20~25gで収まるはず。