購入価格:¥1,000(ブレンドコーヒー+ハンバーグステーキ)
愛知県清須市にある個人経営の喫茶店。
ライド途中に久しぶりに寄ってみた。中学生のとき以来数十年ぶりの来訪になる。
お目当ては、幼いころに食べた「ハンバーグステーキ」。
営業時間は午前7時半~午後7時。定休日は木曜日。
座席は約25席程度。個室は無く、店内は若干狭い。
あと、分煙対策はされていないので、タバコの煙は否応なしにやってくる。
タバコの煙を嫌う人は来ないほうがいい。絶対に後悔するはず。
場所は住宅街の奥まったところにポツンとある。目印はヨシズヤ清洲店。
そこから住宅街のほうに向かっていく。
お店の外観。大八車と木製の看板が個性的。
駐輪場は無く、お店の壁に立てかける形で駐輪した。
店内に入ると、板張りで落ち着いた印象。そして壁掛けの古時計がズラリ。いやはや軽く50個ほどあるだろうか。
この光景も、昔来たときに深く印象に焼き付いていた懐かしいもの。今でもそれは変わっていなかった。
店内のいたるところに存在する振り子時計がゆっくりと動いている。止まっている時計はほとんどないと言っていい。
トイレの通路にまで、時計が飾られていたのには驚いた。
その殆どがだるま時計と呼ばれるかたちのもの。写真を見ると独特の形状が分かると思う。
コツコツと規則的に鳴る静謐な音色。節目に鳴る時計のチャイムもさまざまだ。
アメリカのイングラハム社を中心に、ニューヘブン、アンソニア。
日本製だと精工舎、林時計、吉沼と製造元も数多くある。
気が早まっていた私は、モーニングの時間帯に訪れた。
まずは、ブレンドコーヒーを注文。価格300円。喫茶店にしてはリーズナブルだと感じる。
モーニングサービスは10:30までとなっていて、トーストと豆パックがついてくる。
トーストは味が選択でき、その数何と計6種(バター、ツナマヨ、小倉、マーマレード、ジャム、チョコレート)。
あんこ好きなので、トッピングは小倉にした。
コーヒーは香り豊かでスッと口に入る飲み心地だった。トーストもまずまず。
それにしても、時計の音を感じながらコーヒーを楽しむって贅沢だな。とふと思った。
併せてハンバーグステーキを注文しようとしたが、「ランチは昼からしかやってない」と言われた。
時間を聞くと11時半からとのこと。
お客も少なかったので、時計の音色を聴きながら店内を眺めゆっくり待つことに。
今ではあまり見なくなったピンク色の回転ダイヤル式の電話。
常連のコーヒーチケットも数多く鋲止めされていて、長く愛されている感じが滲み出ている。
ランチタイムに入ったので、待っていた「ハンバーグステーキ」を頂くことに。
(サラダとスープが付いて価格700円。昔から値段は据え置きのようだ。)
フォークとナイフでなく、お箸で割っていただきます。
鉄板の上を彩る一面の香ばしいデミグラスソースと小ぶりなハンバーグ。
スパゲッティ、ほうれん草、コーンは、残したハンバーグの欠片とともに一緒に。
メインを食べ終わった後は、サラダとスープを頂く。これまたおいしい。
昔よりもハンバーグが小さくなった気がするが、味に関しては当時とあまり変わっていない気がした。(記憶が曖昧だが・・・)
ちなみに、このハンバーグステーキは電話予約が可能という変わったシステムがある。張り紙もされていた。
どうやら手造り・手焼きで時間がかかるため、待ち時間を短縮する趣旨でこのようなシステムを採っているようだ。
実際、店内にいる間に予約の電話がかかってきたし。
お店を出るときに、店主が「長く待ってもらって申し訳ないね」と一言。
店の隅のほうにいたのに、待ってくれていたのが分かっていたのかと少々気恥ずかしい気持ちに。
サイクルジャージが目立っていたんだろうか。
清須というと、織田家の居城としての「清洲城」が有名であるが、
清洲城から比較的近い場所に構えているので、お城に寄るついでに一食いかがだろうか。
価格評価→★★★★★ (安くて満足できるはず)
評 価→★★★★☆ (ランチ狙いの人は時間帯に注意。タバコ嫌いな人は★-2)