購入価格 ¥7800くらい・税抜 Wiggle
ロードバイク買っちゃったはいいものの、場所が場所だけに痛みを誰にも相談できない淑女の皆様には必見。サドル沼の先達の皆様には今更。
クロスバイクでは、「ケツが痛い」という弟の気持ちはわからなかった。50km超えて走るときはMTB用のインナーパンツを穿くとよりマイルドというだけで、10~20kmくらいなら何もなくてもねぇ、さすが軟弱な我が弟よ、と。
しかし、ロードバイクは別だった。最初の10kmで「痛いよぉ....」、ただし、ケツ、もといお尻だけじゃなく股間も。完成車に付いていたサドルは、Bontrager Affinity 2 WSD。クッションはそこそこあって、真ん中は少しくぼんでいるけど堅い。
何がどうして痛いのか。おパンツを換え、レーパンも買った。ショップのおねえさんに相談し、ポジションを見直してマシになった。実はドロップバー・バージンだったので、前傾を緩くしていたのだけど、これを止めた。重心が少し後ろにずれたのだと思う。10~20kmライドは問題がなくなった。ポジションって大切なのね、と痛感。お勉強。
でも、50kmを超えて漕ぎ続けるとやっぱり痛い。擦れるところは擦れる、しかも人様に相談しにくいところ。サドルは常にそこに触れていて、どうしても擦れる、構造上、不回避なんちゃうの?
ショップのおねえさんには「レーパンにノーパンが基本」と言われ、愕然。レーパンな人は、老若男女問わず皆そうだと言われましても、淑女のあたくしにはできませんって。ノーパンで公道を走り、コンビニに入れというのか。
恥じらいをかなぐり捨て、my 自転車師匠に相談したところ、「サドル、変えてみれば?」。「完成車のサドルは、とりあえず付いているもの。皆、サドル探しの果てしない旅に出るもの」と。別名、サドル沼。
いや、ホントはその前に師匠にも「パンツ脱げ」って言われたけどさ、やっぱりノーパンはありえないよ、女として。しかし、良識あるはずの成人男性に真っ昼間に冷静にパンツ脱げって面と向かって言われる....すごいよ、自転車界。
ということで、ググル先生に聞いたところ、かなり評判がよかったのがこれ。ただし、ググる先生が見つけるサイトはなぜか男性が書いたもの。まあ、男性の股間に優しいサドルはきっと女性の股間にも優しいであろうと、構造上の違いは無視して勝手に期待。
Amazonや楽天をぶらつくも、値段にびっくり。初めて大英帝国の彼の地、Wiggleヘ。おー、安い!しかもこのサドル、レビューいっぱい!人種・国籍問わず売れまくって好評ってことで、迷わずポチっ。
◆ここがいい!
穴が開いている=擦れない=痛くならない!ビバ、穴開き!ブラボー、イタリア! *1
乗ると適度に本体がしなる。股間だけじゃなくお尻にも優しいのは、このしなりゆえかしらん。
GELはふかふか~。それゆえに痛くないってことじゃないとは思うのだけど。
ちょっとぼてっとした外観だけど、ロードバイクでもなんとかアリかと。
◆ここはちょっと....
「後ろの三角の刺繍はなんとかならんのか?」と男性が書いていたけど、確かに黒のサドルはこの刺繍が目立つ。センスもなんというか、イタリアの太陽を具現化したとでも?。どうせ乗るときはケツ、もといお尻の下だけど。
ちょっとぼってとした外観で、レーシーじゃないから、ひたすらカッコよさを求める人にはどうだろう。
国内市場価格はWiggleのほとんど倍って、日本経済に貢献すんなってことか。
ちょっとぼてっとしているけど、ママチャリってほどでもなく。
三角のアレ。
◆まとめ
今のところ、私のサドル道の終点。すぐに終点に着けたのは僥倖。
痛みに悩む淑女は一度お試しあれ。ネットやWiggleのレビューによると、紳士の痛みにもいいらしい。 *2
カッコよさよりも快適さを求める方へ。
価格評価→★★★★★(Wiggle価格なら。国内価格は★2つマイナス。)
評 価→★★★★★(個人差あるものもないので評価しずらいけど)
<オプション>
年 式→2013
カタログ重量→ 255g(実測重量 g)
*1 実際は、レーパンもPearl IzumiからAssosに換え、悟りを開いてノーパンにし、シャーミークリームを塗って初めて100km overでも痛くなくなった。けどこのサドルに出会えなければ、ロードバイクを断念していたかも。
*2 先達の皆様はご承知の通り、サドルだけは個人差が大きく、ショップのおねえさんはこのサドルがだめで、Fizik ARIONE DONNAがサドル道の終点だったとか。