※林道は基本的に公道ではありません。自転車保険は適用外でしょうし、そもそも電話も通じません。週末は林道内の交通量が思ってる以上に多いので、対人事故の話もよく聞きます。十分注意して走行しましょう。
また、標高1000m弱ですが山の中です。天候の急変・落石・崩落・野生動物との遭遇は当然ありますので十分な準備をした上で決して無理をしないようお願いします。
名栗周辺の山々を走り回れる都心有数のロングダートの林道。
大雑把なルートはこんな感じ。
秩父と青梅をつなぐ県道53号からそれていくと入り口になってます。
分岐の目印はここ。
大松閣の方に折れていくとゲートになります。
また、この先まったく補給出来ませんので、水分が心配なようならここの自販機で調達した方がいいです。
そして、それなりの斜度のある道を登って行くとゲートとなります。
平日林業の人が入ってない限りゲートは固定はされてないので、こっそりと入って行きましょう。
最初の3kmぐらいは舗装されてますが斜度は平均7%強で序盤は10%超えてきますのでマッタリと登っていきます。
そうこうするとダート区間に突入します。
路面は赤土の上から砂利や砂で固めたよくある整備された林道の路面で
、おおよそ路面はフラットになってます。
ゲートから7,8kmぐらいで一旦山頂付近まで登り、こんな感じの広場があります。
天気がいいとグライダー飛ばしてる人達や登山客、自転車、オートバイと色んな人がいますが、この日は曇りだったのでポツポツといた感じ。
晴れてると秩父の山々を見渡せるので、ここで一息いれるといいと思います。
この先、標高差100mぐらいをひたすら登ったり下ったり。
10%ぐらいの坂もポチポチあったり、急に路面がガレたり赤土でスリッピーになったり、ブラインドコーナーから登山客やオートバイが来たりと、息つく暇はありませんw
ゲートから13,4km走ると道が二股に分かれます。
向かって左を行く有間峠に抜けられる広河原逆川林道、右に行くと直接名栗湖に出れる有間林道となっています。
この時点で雨がぱらつき始めてたので、有間林道を下っていきます。
距離は大したことはないですが、路面はガレてて斜度も平均12%というキツメの林道ですが、担いだりしながら1kmほど下ると…
…見事にがけ崩れで通れません。
一応、出る前に林道情報では通行可能だったんだけどなぁ…
ロープやノコは持ってましたが、偵察して自転車担いで突破は無理と判断。
泣く泣く来た道を押して上って行きます。
では、仕方ないので広河原逆川林道の方を上っていきます。
こちらは、最初にガツンと上った後アップダウンを繰り返しある感じで、路面は有間林道ほどでは無いもののガレ気味。
ここらへんの写真が無いのは、がけ崩れで完全に心折れかかってたせいですw
分岐路から5,6km走ると終点のゲートです。
こちらもゲートは鍵かかってないので出たらちゃんと閉めましょう。
ゲート出て左に行くと有間峠を越えて秩父に下れるルート、右に行くと名栗湖に出れるルートとなっています。
名栗湖への下りは舗装されてるものの、路面状態は悪く斜度もキツめなので十分注意して下りましょう。
また、下る途中に林道西名栗線~炭谷入線(5.9+1.6km)の下り基調のダート林道があるので、時間や体力が許せばそちらに行くのもお勧めです。
今回は自走で来たので青梅方面から上る形で走りましたが、車載で来たりした場合、名栗湖のほとりにさわらびの湯(大人・3h・800円)という温泉があるのでそこに車を停めて有間峠方面から下っていくのもいいかもしれません。
都心どころか関東近辺でもこれだけのロングダートの林道はないので、もし興味があって機材があるなら一度いかがでしょう?
評 価→★★★★☆(気軽に楽しめる訳ではないが、機会があるなら是非)