購入価格: ¥1,680 (税込) ※Amazon(販売はスターサイクル東京)
標準価格: ¥1,598 (税込)
『TOPEAK Mini 6を長くして使いやすくした携帯工具。意外にトルクをかけやすく、十分高い精度で工具にしっかり噛み合う』
■遂に携帯工具を買い替え
TOPEAK Mini 6 Lは、5つのアーレンキーとプラスドライバーの計6つのツールをまとめた携帯工具だ。サイクルベースあさひのオリジナル商品であるハンディツール-WOODYが、走行中の振動でサドルバッグの中でバラバラになったのをきっかけに買い替えた。
TOPEAK Mini 6 L。サイズは66×28×18mm。ネオプレーンケースは付属しない。
■今までの使用経験から選んだ必要最低限のツール
以前使っていたあさひの携帯工具は、11種類もの工具がセットになったものだった。これだけ豊富なツールなら、いざというときも困らないだろうと考えていたのだが、実際に使ったのは主に以下の工具くらいだった。
・3mmアーレンキー → キャリパーブレーキの片効き、チェーン引きCA-MX10、SPDペダルのバネ力の調整
・4mmアーレンキー → シートポストの高さ、シフターやブレーキレバーの位置調整
・プラスドライバー → Vブレーキの片効き調整
8mmアーレンキー、T25トルクスレンチ、チェーン切りは、出先で一度も使ったことがない。今までの携帯工具の使用経験と私の走行距離や行動範囲から、必要最低限のものとしてTOPEAK Mini 6 Lを選んだ。今まで起こらなかったトラブルが今後も起こらないとは限らないが、今はこれで十分だと感じている。尚、軽さは特に意識していない。
収納される工具は、2mm、3mm、4mm、5mm、6mmのアーレンキーとプラスドライバー。
■短い割にはトルクをかけやすい
どうやら、これは以前TOPEAKから出ていたMini 6の全長を長くしたもののようだ。Mini 6の長さでは短すぎて力をかけづらいということなのだろう。メーカーサイトには「アルミボディを長くして、力を入れやすくした」とあり、全長もTOPEAK Mini 9と同じだ。
実際にアーレンキーを使ってみると、あさひの携帯工具よりもずっとトルクをかけやすい。TOPEAK Mini 6 Lの方が6mm短いが、細くて持ちやすくガタが少ない。ガタが少ない分、広げるのが硬いが、締め付けの感覚が手に伝わりやすいのは、どちらかといえばメリットだ。
また、箱には「てこの作用力を増すには、必要に応じてツールを広げること」とある。なるほど、こうすればますますトルクをかけやすい。他の携帯工具でもできることだが、この方法には全く気づかなかった。
小さいツールだが意外にトルクをかけやすい。
■十分高い加工精度
あさひの携帯工具は決して精度が高いとはいえず、特にアーレンキーの角には最初から丸みがあった。一方、TOPEAK Mini 6 Lは工具の角もきれいに加工されていて、ネジ穴にしっかりと噛み合う。
数回使った感じでは、少なくともあさひの携帯工具よりはずっと強度が高い感じた。あさひの携帯工具は、かなり早い段階で先端を舐めてしまった。当時は締め付け加減が分からず、舐めたことすら気づいていなかったということもあるが…
ネジに工具がしっかり食い込んで使いやすい。
■特に弱点がなく使いやすい工具
耐久性等の長期の評価はこれからになるが、第一印象としてはかなり高評価だ。豊富に工具が詰め込まれている割に安い携帯工具は、見るからに精度が悪いものが多い。緊急用の工具として、TOPEAKの携帯工具は十分に高い精度で使いやすいと思った。これといった弱点も特に感じない。
初めてのTOEPAK製品だったが、品質の高さを実感できた。TOEPAKの工具なら少なくともハズレることはなさそうだ。機会があれば他のTOPAEK製品も使ってみたい。
小さいサイズなので、サドルバッグだけでなくツールバッグにも収まりやすい。
価格評価→★★★☆☆ (メーカー希望小売り価格より高い値段で買ってしまった模様)
評 価→★★★★☆ (大きな驚きはないが、普通に使いやすい)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→73g (実測も73g)