¥7000
受付:平成26年5月17日(土)
競技:平成26年5月18日(日)
フルクラス(距離18.7km,標高差1,334m)
蔵王エコーライン入り口(標高382m)~蔵王山頂レストハウス前(標高1,716m)
山形県、宮城県にまたがる蔵王(ざおう)連峰に宮城県側から登るエコーライン、ハイラインを舞台としたヒルクライムイベントです。
お釜とよばれる火口湖を眺める刈田岳(かっただけ)頂上直近まで登ります。
頂上約2km手前から始まるハイラインは有料道路であり、以前から日中は自転車の通行ができません。このイベントではコースとなり、走れる珍しい機会となります。
コースの大部分をしめるエコーラインは夏場にはいつでも走れるため、イベントに興味がなかったのですが、誘われて出場したところ、かなり楽しめました。
コースを閉鎖して実施するため、ライン取りが自由です。私は平均よりかなり遅い方でしたので、斜度がきつい局面では積極的にアウト側のライン取りをしました。トップ集団については分かりませんが、ロードレースの様に密集して走るわけではないし、かなり自由に登れます。
自動車や観光バス、下手な人と集団で走るといったストレスがなく、左右車線を目一杯使って走るのは楽しいです。また、下り用の荷物をバスで運んでくれるので、身軽に登れます。また、一人や少人数と違って高揚感があり、かなり頑張れます。練習的な走りを事前に全くせずに走ったので惨憺たるタイムでしたが、また参加したいと思いました。
今回は山頂の気温が0℃前後だったらしく、異常に寒い日だったようです。私は4月に山形側でスキーをしていたのですが、気温10℃以上で汗だくで滑っていました。山の天候は変化が極めて大きく、準備が必要です。私はかなりの寒がりなので、冬用インナー、冬用ジャージ、夏用ジャージ2枚、ネックウォーマを着て、ばたつくウインドブレーカーなしで走りました。ふもとでは暑く、頂上付近ではやや寒いといった程度でした。
ヒルクライムオンリーでかなりきついので全てのサイクリストには勧められませんが、登りを楽しめる人なら、速くても遅くても楽しめる大会だと思います。
イベント外で走る場合は、山形側、宮城側からのアプローチがあります。刈田岳の頂上までは有料道路の営業時間は自転車で登れませんが、頂上のやや山形側からリフトがあります。リフトの到着地点からお釜を見下ろす所までは自転車のシューズで行けるくらいの距離です。蔵王連峰最高峰の熊野岳は間近で、小一時間の距離ですが、山道なので最低限の装備は必要です。
http://j-cycling.org/zao/index.html価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆