購入価格: ¥5,350 (税込) ※プランB
『自転車での事故は最高1億円まで補償。示談交渉サービスが付き』
■クロスバイクは楽しいが事故が怖くなって…
クロスバイクやシングルスピードで走行する際に、万が一事故が起きた場合に備えて、私は自転車保険に加入している。クロスバイクは高めのスピードで快適に走行できるが、同時にスピードや交通事故が怖いと感じた。クロスバイクを購入してから、割と早い段階で自転車用の保険を探すことにした。
■GKケガの保険に日常生活賠償特約を付けたものが自転車保険
私が加入している保険は、三井住友海上のGKケガの保険に日常生活賠償特約を付けたものだ。加入した当時は、特約を付ければ自転車の事故にも対応する怪我の保険といった感じだった。
自転車事故への世間の関心が高まった現在は、GKケガの保険に日常生活賠償特約を付けたセットを「CYCLE 自転車の保険」として販売されている。三井住友海上は他にも「ネットde保険@さいくる」、「セブンイレブン 自転車向け保険」等の自転車向け保険を多く手がけている。
■最高1億円の補償と示談交渉サービス
加入した理由は、1億円までの高額賠償に対応し、示談交渉サービスが付いているからだ。自転車の加害事故の高額賠償額判決例によると、賠償額は約5千万〜1億円くらいだ。また、事故を起こしたときには保険会社が示談交渉してくれるのが心強い。これらは日常生活賠償特約のオプションだが、自転車の保険として加入する際は自動的にこの特約を付けることになる。
■Aプランも Bプランも日常生活賠償特約の内容は同じ
私が加入しているのは、死亡・後遺障害保険金額、入院・通院保険金日額が少ない方のBプランで、これは年間5,350円の掛け捨てだ。日常生活賠償特約のオプションは、AプランもBプランも補償額が同じだ。加害事故のみを重視してBプランにしたのだが、口座振替で12回払いにもできるようなので、次はAプランにしようと思っている。
■補償される事故のケース ※jCYCLE 自転車の保険のサイトより引用
事故を補償してくれるのは以下のような場合だ。以下の①〜④は日常生活賠償特約によって補償される。他にも自動車にはねられたり、自動車運転中に衝突事故で怪我をした場合にも補償される。④はショップで商品を見ているときに、落として壊してしまった場合も含まれるようだ。
①自転車で歩行者にぶつかってしまった
→ 1億円を限度に、相手方への賠償責任を補償
②自転車同士でぶつかってしまった
→ 入院、手術、通院、死亡や後遺障害が生じた場合、相手方への賠償責任が生じた場合も補償
③自転車で転倒
→ 入院、手術、通院、死亡や後遺障害が生じた場合も補償
④相手の持ち物を壊してしまった
→ 1億編を限度に、相手方への賠償責任を補償
■盗難には未対応。レースやイベントに関しては要確認
GKケガの保険+日常生活賠償特約では盗難は補償されない。GKケガの保険には「携行品特約」というものがあるが、パンフレットを見ると、自転車とその付属品は補償対象外になっている。
また、自転車レースやブルベ、それらに準ずる行為による事故が補償されるかどうかは分からない。もしかしたら「競技・競争・興行等補償特約」や「運動危険等補償特約」等の特約が要るかもしれない。ちなみに自転車のレーサー(競輪選手)は、「特定職業従事中補償特約」を付けないと怪我が補償されない。
競技やイベントに参加する人は、どの程度補償されるのか、どの特約を付ける必要があるのかを電話で問い合わせた方が良さそうだ。
■自転車に乗るなら必ず保険に加入を
自動車を運転するなら自動車保険に自転車障害特約をオプションで付ければ良いと思うが、私は車を運転しなくなったので自転車保険に加入している。幸いなことに今のところ無事故で、この保険を使うような状況にはなっていない。この保険ももうすぐ満期を迎える。自転車保険の種類も多くなってきたようなので、各社の保険と比較しつつ、この保険の見直しをしようと思う。
左: GKケガの保険のパンフレット。イメージキャラクターは堀北真希。
右: 7月に満期を迎える。一昨日届いたばかりのお知らせと申込書等。現在はネットでも申し込めるようだ。
価格評価→★★★★★ (プランBでも最高1億円の賠償額と示談交渉サービス付き)
評 価→★★★★☆ (賠償額と示談交渉サービスが良い。他はプランや特約次第)