購入価格: ¥1,410 (税込) ※ビバホーム
標準価格: ¥1,560 (税込) ※420ml
『塗料が乗りにくいアルミにも塗装できるプライマー。素材に対して強い密着力が得られる。自転車のパーツの塗装等に便利』
■アルミへの強い密着力を求めて
染めQテクノロジィ ミッチャクロンマルチは、金属等の塗料が乗りにくい素材に対して強い密着力が得られるプライマーだ。アルミ製のブレーキレバーを塗装する際に、塗料がしっかり食いつくようにこれを用いた。ホームセンターで入手可能だ。
実はミッチャクロンマルチを使う前に、アルミの上からプラサフを吹いて失敗している。ほとんどの部分で塗料の食いつきに問題はなかったが、角にプラサフの食いつきが悪い部分があり、爪を立てるとプラサフごとバリッと剥がれてしまった。そのままでも実用上は問題なさそうだったが納得できず、より強い密着力を求めて塗装をやり直すことにした。
染めQテクノロジィ ミッチャクロンマルチ
■ミッチャクロンマルチは無色透明
塗装を剥がして耐水ペーパーの400〜600番でブレーキレバーを磨き、ミッチャクロンマルチを吹き付けた。本来、水研ぎはしなくても良いようだが、この後に吹くプラサフの食いつきを良くするために一応やっておいた。
ミッチャクロンは無色透明なので、ちゃんと吹き付けられたかどうかが分かりにくい。明るい場所ならテカり具合で少しは分かるが、角や端に塗り残しがあるかどうかまでは確認できなかった。また、厚塗りすると効果が得にくいので、何度も重ね塗りができない。角や端へのスプレーを意識してスプレーし、薄く二度塗りしてこの作業を終えた。尚、噴射面積は広く、薄く塗るのには向いている。
無色透明なのでちゃんと塗れているかが分かりにくい。
■プラサフだけよりも強い密着力
ミッチャクロンの上からプラサフ、ブラックマイカ、クリアーの順に塗った。ミッチャクロンマルチの密着力は非常に高く、ブレーキレバーの角を爪で擦っても剥がれることはない。ディレイラーガードにはミッチャクロンマルチの上から直接塗装したが、同様に強い密着力が得られた。プラサフよりもずっと強い密着力が得られて良かったと思う。
左: ブレーキレバーは下地を平滑にするため、ミッチャクロンの上からプラサフを吹いた。
右: SEEK純正ディレイラーガードはミッチャクロンの上から直接塗装した。仕上げはプラサフを吹いた方がきれい。
■自転車のパーツなら何度も塗れる量
このミッチャクロンマルチは一番小さいサイズでも420mlもある。薄く塗っても効果が得られることもあり、自転車のフレームならともかく、パーツ程度ならかなりの量が余る。ハーフサイズや1/4サイズが欲しいところだが、効果を考えればこの大きさでもリーズナブルだ。
手間と時間をかけてパーツを塗装しても、塗装が簡単に剥がれてしまったら悲しい。プラサフでも実用上はあまり問題なさそうだが、より強い密着力を得たいなら、ミッチャクロンマルチのような素材に対応するプライマーが確実だろう。
パーツの塗装が初めてでもうまくできたのは、ミッチャクロンマルチの強い密着力のおかげだ。頑丈な塗装の下地ができてとても満足している。機会があれば、またパーツやアクセサリーを塗装したい。
塗装を終えたブレーキレバーとディレイラーガード
1ヶ月半以上使っても傷や剥がれはない。ブレーキレバーは可動部の剥がれもなく、下地の密着力の強さを実感した。
価格評価→★★★★☆ (使い切れないのでハーフサイズがあれば嬉しかった)
評 価→★★★★★ (アルミにも強い密着力が得られる。自転車のアルミパーツにオススメ)