[流用] OLIGHT S20 BATON
購入価格: ¥5100
*概要
・18650電池使用の汎用ライト
・とにかく軽量でコンパクト。明るさとランタイムのバランスも良い
[購入動機]
以前使用していたものが壊れてしまったものの、
(その際の顛末:
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=10390&forum=89&post_id=18773#forumpost18773)リチウムイオン電池(18650電池)を使用するライトの明るさとコンパクトさの利点は代えがたく、
同じようなものを探していたところ、本製品を見つけました。
専用品ではありませんが、
・耐久性が高そう(防水性)。
・照射範囲が同等品と比較して広め。
・点灯時間が長い(特に中間の明るさの点灯時間)。
・値段が安い。
等を考慮して、購入しました。

[外観]
中身は、
・ライト本体
・説明書
・ストラップ
・予備Oリング
・123電池2つで動作させるためのシム
・謎のゴム片。用途不明。レンズの保護?

18650電池は同封されていませんので、別途用意する必要があります。
ハンドライトのため、充電用の差込口などもありません。
電池を充電する際は、18650電池専用の充電器も必要です。
まず驚いたのがそのサイズ。
以前のLezyneSuperDriveXLも小さいと思いましたが、
それよりも一回り小さいです。
電池込みで実測100g

こう小さいと放熱性能に不安がありますが。
電池の交換は後部のふたを開けて行います。
ねじ込む幅が大きく、小さいですがOリングも付属しているため、
防水用のグリスを塗っておけば、浸水する可能性は低そうです。
サイズが小さいため、ゴム+ベルクロの流用ライトホルダー一つで十分固定でき、ぐらつくこともありません。
[操作]
操作はすべて中心部のスイッチひとつで行います。
スイッチはクリック感があり、厚手のグローブでも操作しやすいです。
1クリックで点灯と消灯。
点灯中に長押しすることで、Low→Middle→High→Lowと明るさが切り替わりますので、任意の明るさでスイッチを離します。
なお一度設定した明るさはメモリーされており、次回点灯時もその明るさで点灯します。
消灯状態から長押しすることでNightモード(ポジション程度の明るさ)になります。
消灯状態から短く2クリックすることで、Highモードで点灯します。
ダウンヒルなどで緊急に光量が必要になった時に使えます。
点灯状態から短く2クリックすることで点滅モードになりますが、
もとの明るさがかなりのもののため、幻惑効果が強く、使う機会はます無いでしょう。
むしろ点滅モードにならないよう、注意する必要があります。
スイッチが一つのため、少しややこしいですが、
消灯した際の明るさがメモリーされており、1クリックで点灯消灯が管理できるため、
慣れればわかりやすいです。
[明るさ]
通常の点灯モードは3種類の明るさがあります。
以下カタログスペックです。
Low:5lm、120時間
Middle:100lm、9時間
High:470lm、2時間15分
それぞれを、明かりの無い駐車場に持ち込んで測定します。
Lowモード

Middleモード

Highモード

配光は特徴のない近距離型円形。
周辺光も幅広く広がっています。
Middleモードでサイクリングロード一車線全体を十分に照らすことが可能です。
[使用感]
汎用ライトの宿命か、照射範囲は広いものの遠方を照らすのは苦手です。
が、その分足元~中距離へはまんべんなく光を飛ばし、真夜中でも不安を抱くことなく進むことができるでしょう。
基本的にはMiddleモードのみで、峠道を含むナイトランの大半は運用することができます。
Highを使用するのは真夜中、かつ街灯・路上の反射板が一切ないダウンヒルのみです。
遠方照射が得意な自転車専用ライト(CATEYEのHL-EL540)と併用しています。
[点灯時間]
正確な点灯時間は検証していませんが、
夜間6時間ほどMiddleモードを使用していると、少し暗くなったかなと感じます。
電池一本当たり6~7時間位、普及している18650電池使用の汎用ライトと同等と見積もっておけば大丈夫のようです。
※18650電池は規格が統一されていないため、個体差があります。
ものによって電気量には差が出ます。
[まとめ]
明るさ、コンパクトさ、つかいやすさ、値段、
全てにおいてハイレベルにまとまっています。
最近は専用品の性能が上がってきているためか、
ハンドライトを流用するのは下火になっているようですが、
本製品のように高性能なハンドライトも次々と登場しています。
うまく利用して快適なナイトライドを楽しみましょう。
ちなみに現在(2014年5月時点)で出回っているものはバージョンアップしており、
最大光量が550lmになっているようです。
そちらも機会を見て手に入れてレビューを・・・いやいや今ので充分でしょう。
でも新型の性能も試してみたい・・・。
[その他]
汎用ライトであるため、壁への固定用として本体後ろの裏側にマグネットがついています。
自転車流用では使用することがないと思っていたマグネットですが、
意外な利用方法がありました。
ハンドルに熊避け鈴をつけている場合、市街地を走っている際や鳴らしたくないときに、
このマグネットに熊避け鈴をつけることで、鈴が鳴るのを防ぐことができます。
ちょっとごちゃごちゃして見づらいですが、こんな具合に。

以上、ありがとうございました。
価格評価→★★★★☆(他の流用ライトに比べると高いが、それでも安い)
評 価→★★★★★(不満無し)
(実測重量100g)