購入価格 ¥507(ワールドサイクル)
法定備品ながら、スポーツバイクにベルを装着することは主に見た目の点で悩ましい。
実際に鳴らす場面はほとんどないし、大っぴらにはいえないが私も装着しないで走っていた期間が長い。
スポーツバイク店で売っているベルも、多くがランドナーか、街乗りピストを想定した、割と存在感のあるベルが多かったからだ。
そんな折に見つけたのがこのベル。二種類のOリングでハンドルバーなどに装着する。
ベルの台座の方にも、Oリングの受けが両側で2段造作されており、きめ細かい調整ができるようになっている。
打ち子の位置も調整できる。
音は値段なりというか何というか。あまり響きの長くない、ちょっとこもった感じの音なので、ベルの取り付け部分が甘いのだろうと思っている。
で、わたしはこれをステムにぶら下げるように装着していた。
この位置は指が届きにくい位置にはなるが、目立たないことと、現実的に打てるということの兼ね合いを考えた結果であった。
ステム下に装着した場合の問題点は三つ。
ステム上面にOリングが走っていて無粋なこと。雨や洗車などで水がたまること。ステムの長さや装着位置次第で、ヘッドチューブやワイヤーに干渉してしまうことがあること。
私が使用していたSimano-PROのPLT90mmで、かなりギリギリであった。ベルの幅(というか奥行きというか)が41mmあるので、50mmステムなんかだとそもそも装着不可能。ワイヤリング次第だが、上記の干渉を考えると90mm以下のステムでは厳しくて、3TのARX-TEAM80mmではあちこちに干渉してしまい、装着不可だった。仕方なくハンドルバー中央に移動して使っている。
ブログなどを見ていると、目立たないことを優先してシートポストに装着する猛者もいるようだ。人それぞれの選択の結果なので結構ではある。
しかし、車検のようなものがあったときに、とっさに打てない位置ではお叱りを受けそうだし、股間に手をやって「ちんち~ん」なんて、通報されてしまうレベルではないか(苦笑
最後に、この商品は同じものがいくつかの販売元から出ているようだ。通販派の方は、よく検索して最安値で買いましょう。
価格評価→★★★★★(妥当な値段かと)
評 価→★★★★☆(必要な保安部品を多様な方法で装着できる)