購入価格: ¥212 (税込)
標準価格: 不明
『短くて硬いVブレーキブーツ。ブレーキアームの左右の間隔が狭いとブレーキをかけた時に若干抵抗を感じる』
これはシマノのVブレーキ用ブーツで、DEORE LX BR-M570のスモールパーツになる。BR-M570はパラレルリンクを採用したVブレーキで既に廃盤になっているが、このブーツは今でも手に入れることができる。
GIANT SEEK R3のフレームとフォークにロード用の細いリムを組み合わせると、アームの左右の間隔が小さくなってしまう。すると、BR-T610のブレーキブーツではちょっと長く感じた。インナーリードユニットと右アームの間隔(A寸法)は32mm確保できているのだが、見た目に違和感があったので、短めのブレーキブーツであるBR-M570のものを手に入れた。
しかし、このブーツの採用は失敗に終わった。このブーツは現行のVブレーキのものよりも硬く、左右のアームの間隔が小さい時には、ブレーキをかけると若干抵抗を感じてしまう。
結局、BR-T610のブーツの真ん中をカットし、瞬間接着剤で左右をくっつけて対応させた。このブーツなら柔らかいので、ブレーキをかけた時にも違和感はない。
後日、VブレーキをBR-T780に変更した。このブレーキのシューはシビアコンディション用のM70CT4なので1mm厚い。つまり、左右のアームの間隔が2mm広くなったので、短いブーツを使わなくても済むようになった。
フレームとフォーク、ブレーキシューの厚み、リムの太さの組み合わせによっては、現行のVブレーキのブーツでは長いと感じることもあるかもしれない。その時にこのブーツを使うのは止めておいた方がいいかもしれない。左右の間隔が十分に広いなら問題ないが、それなら現行のVブレーキにこのブーツを使う理由はない。
BR-M570のVブレーキブーツ。右はBR-T610のブーツ。
価格評価→★★★★☆ (スモールパーツとしては安い)
評 価→★★★☆☆ (ブーツの硬さが想定外だった)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→1g