購入価格: ¥845(SOFT99 コンパウンドトライアルセット)、¥718 (SOFT99 液体コンパウンド。なくても大丈夫)
『サイコンの画面に付いた小キズをコンパウンドできれいにする』
■塗装の仕上げに入手したコンパウンドをサイコンに使用
DIXNA ジェイリーチブレーキレバーの塗装の仕上げのためにコンパウンドを入手した。ブレーキレバーの塗装を研磨する前にやってみたかったのが、サイクルコンピューターの液晶画面の研磨だ。
サイクルコンピューターも2年近く使っていると、画面に微細なキズが多く見られるようになった。2台の自転車で用いたり、駐輪時に外してポケットやカバンに入れるためだ。曇って見えないということは決してないのだが、小キズでくすんだ液晶画面は気持ちの良いものではない。ずっと気になっていたので、コンパウンドを入手後すぐにやってみることにした。
目立つキズを赤いラインで分かりやすく示した。深いキズではないが画面は曇った感じになっていた。
サイコンはGIANT NEOS PRO。
■作業方法の詳細
○用意するもの
・コンパウンド #3000〜#9800
・柔らかい布
私はSOFT99のコンパウンドを使用した。布は着なくなったTシャツ。
○作業のコツと注意点
作業方法は簡単で、柔らかい布にコンパウンドを付けて画面を磨くだけだが、ちょっとしたコツや注意点はいくつかある。
番手の小さなコンパウンドを最初にかけてしまうと、コンパウンドの粒子で画面が傷つき、却って曇ってしまう恐れがある。だから大きな番手の仕上げ用のコンパウンドから使用し、それでもキズが取れなかったら番手の小さいコンパウンドにする。コンパウンドの種類を変えたら、布を変えることも忘れてはいけない。これらはSOFT99のコンパウンドの説明書に書いてあることと同じだ。
私の場合は液体コンパウンド(#9800)から使い、極細コンパウンド(#7500)、中細コンパウンド(#3000)の順にかけた。細い線状のキズは#3000のコンパウンドでほとんど取れた。この状態でも液晶画面はきれいだが、#7500のコンパウンドをかけると画面がピカピカに仕上がる。#9800はなくても良さそうな感じだが、持っているなら使うに越したことはないだろう。
サイコンの液晶画面を上にして色々な角度に傾けると、光の反射具合とキズをチェックしやすい。また、キズがどれほど取れたかをチェックしながら擦る力も強くしていき、最終的には#3000のコンパウンドでゴシゴシと力を入れて磨いた。
ロゴがサイコンの表面に印刷されている場合は、コンパウンドでロゴが消えてしまう可能性があるので注意が必要だ。SOFT99のコンパウンドはガラスには使えないとある。液晶画面の材質によっては使えず、試すなら樹脂製の液晶画面ということになる。
■完成度の高い仕上がりに大満足
サイコンの画面から小キズが消えてきれいになると気持ちいい。サイコンの表示がよりクッキリと見えるようになったので、液晶画面の研磨は大成功だった。コンパウンドを持っているなら、サイコンを買い換える前に試してみるのも良いと思う。
研磨終了後のサイコン
価格評価→★★★★☆ (液体コンパウンドセットの方が安上がりかもしれない)
評 価→★★★★★ (液晶画面がピカピカになる。作業は簡単だが大きな番手のコンパウンドから使う等の注意点がある)