購入価格 ¥16000
M980系XTRに追加された軽量ブレーキレバー。
シマノのMTBコンポ初のカーボンレバーで、マスターシリンダーはマグネシウム合金。固定ボルトもアルミという軽量化っぷり。
カーボンレバーといったが、カーボンクロスに樹脂を含浸させたCFRPではなく、デュラエースのカーボンペダルのような、カーボン繊維混入樹脂。
見た目の高級感には乏しいが、不快なたわみは感じないし、真冬でも指が冷たくない。
急制動からパッドを当てるような繊細なコントロールまで、ダイレクトなフィーリングは流石。
トレイルで急な下りを降りる時は、ロックする寸前までリヤブレーキを握りながら、必要に応じてフロントブレーキを最低限当ててスピードをコントロールするが、
この時リヤのコントロール性が非常に良い。
以前使っていたDeore LXの油圧ディスクでも特に不満は無かったものの、XTRを一度味わうと戻れなくなる。
一応リーチアジャストも対応しているが、マスターシリンダーのピストン位置に対してレバーの角度を調整できるのみ。
なお調整には六角レンチが必要なうえ、奥まった位置にあるので作業性は悪い。携帯工具だとレバーやグリップに干渉して無理かも。
レバーには直接関係ないが、ブレーキレバーのブラケットにシフターを固定できる、シマノ独自のI-Specがイケてない。
見た目もスッキリするし軽量化にもなるかと思って導入してみたが、位置調整幅の少なさと、妙に硬い固定ボルト、ガタつく嵌合部にげんなり。
ブレーキレバーとシフターの角度を個別に調整できないのは割とフラストレーションがたまる。
なお、I-Specには旧型のAタイプと、しれっとモデルチェンジされた新型のBタイプがあるので注意。
AタイプのブレーキレバーはA,B両方のシフターを取り付け可能であるが、BタイプのレバーにはBタイプのシフターしか取り付けできない。
この情報がイマイチ周知されておらず、危うくハマりそうになった。
価格評価→★★★★☆ XTRならこんなものでしょう
評 価→★★★★☆ I-Specの固定がイケてないので減点
実測重量 122g