購入価格: ¥2,236 (税込)
標準価格: ¥2,236 (税込) ※Y's Road 上野本館
『4つ爪の薄歯のシングルフリーギアを外す工具。非常に使いやすい』
■薄歯のシングルフリーギアを取り外すために入手
PARKTOOL FR-6はBMXとシングルスピード用のフリーホイールリムーバーだ。SHIMANO SF-MX30やWhite Industries ENO Freewheel等の4つ爪のシングルフリーギアを取り外すことができる。私が手に入れたWhite Industriesのフリーギアは分解、清掃がしやすいものらしい。その際にはPARKTOOL FR-6のような工具が必要になる。メンテナンスには早いが、いずれ使うので購入しておいた。
尚、厚歯のSHIMANO SF-1200は2つ爪なのでこの工具では外せない。メーカーによって使う工具が異なることもあるので、購入の前にPARKTOOLのサイト等で確認するようにしたい。PARKTOOLなら様々な形状の爪に対応する工具が出ている。
PARKTOOL FR-6。右はSR SUNTOUR 2つ爪シングルフリー抜き工具。
■スムーズにフリーギアが外せる
このフリーホイールリムーバーとモンキーレンチを用いて、White Industries ENO Freewheelを簡単に外すことができた。作業時間はほんの数分で、とてもスムーズに作業できた。二ヶ月くらい前に購入したフリーギアなので簡単に外れたが、SF-1200の経験から長い間付けっぱなしのフリーギアだと外すのに力が要るかもしれない。取り外しの様子は以下の通り。
フリーホイールリムーバーをフリーギアの溝にはめ込む。ホイールナットを締めてフリーホイールリムーバーを軽く押さえると、がたつかないので作業しやすい。普通はホイールナットを裏返して取り付けるようだが、ホイールナットの先端がフリーホイールリムーバーの穴に入り込んで不安定な感じだったので裏返さなかった。また、工具の内側が凹んでいるので、ロックナットを取り付けたままでも作業が可能だ。
ホイールを縦に置きモンキーレンチでフリーホイールリムーバーを挟む。モンキーレンチに体重をジワジワかけるようにすると突然スルッと回りだす。フリーギアは固定ギアと同じく正ネジなので反時計回りで緩む。
最後にフリーホイールリムーバーを手で回すとフリーギアは外れる。尚、フリーギアは手で回して取り付けることができ、特別な工具は必要ない。漕いでいるうちにフリーギアは締め付けられるが、先に締めても同じだろうと思い、SHIMANO TL-SR22 スプロケット戻し工具で予め締めておいた。
■シングルスピードに乗るなら持っておいても損はない
このフリーホイールリムーバーは精度が良く、フリーギアにピッタリはまる。工具の強度も高く、作業で工具にはほとんどダメージがない。もちろん、フリーギアの方も傷つけずに取り外すことができた。精度、強度、使いやすさ等、全てにおいて文句の付けどころがない。
同様の工具にSHIMANO TL-FW45があるが、PARKTOOLの方が1,300円ほど安いのもポイント。購入時にショップで2つのフリーホイールリムーバーを見比べたところ、SHIMANOの方が厚みがありモンキーレンチが接触する面が広かったが、実用上はPARKTOOLでも全く問題ないと思う。
厚歯のフリーギアを外すSR SUNTOURの工具は、フリーギアのメンテナンスやハブの清掃等、意外に使う機会が多かった。シングルスピードに乗るなら、同様にこの工具も持っておいて損はないと思う。また、新しいホイールにフリーギアを付け替える際にもこの工具は活躍してくれるだろう。
価格評価→★★★☆☆ (何度も使うことを考えると高くはない)
評 価→★★★★★ (全く問題なく使えた)
<オプション>
重 量→86g