購入価格:$34 (Universal Cycles、送料別)

おなじみChris Kingが作るコラムスペーサー、ここでレビューするのは1-1/8インチ用です(他に1インチ用もあり)。3mm・6mm・12mm・25mmのスペーサーがバンドルされてます。ショップによってはバラ売りしているところも見かけます。アノダイズ色の展開はハブやヘッドセットと同じ、のみならずどういう品質管理をしたらこんなにビシッと色が揃えられるんだろう!?と唸らずにいられない程、色味にばらつきが全くありません。膜厚もしっかりしていて経年劣化が少なく、ムラもほとんどない理想的なアノダイズです。
品質にはケチのつけようがありません。縦に並べると互いに吸い付くようにピタッと揃う程の完璧な精度が出ていて、正しくコラムスペーサーのイデア(大げさすぎるかw)。値が張りますから当然なのですが…寸法も面取も研磨もアノダイズの発色も、一切手抜きがない完璧な仕上がり。DIA-COMPEあたりのスペーサーと並べれば違いは一目瞭然。DIA-COMPEの方も実用上不満になることなどほとんどないですが、CKはもうほとんど偏執狂的。またCKヘッドセットのベアリングキャップにぴったり合う外径になっているのも特徴(段差がないのがこの写真で伝わるでしょうか?)で、平均的なものよりも一回り大きくなっています。そのため重量でかなり不利です。12・25mmについては内側に控えめながら肉抜きが施されていますが、実測で3・5・8・14gと、なんと3・6mmは同ハイトの日東製チタンスペーサーよりも重いという結果に。まあ1・2gのことでギャンギャン騒ぐのはみっともないですね。もっともこれに関しては他の部分が完璧なので、少々重かろうと私は気にしませんが。
3・6・12mmという変則的なサイズ展開(普通は2・2.5・5・10mm)なので、他から交換するとステアリングコラム長が短くなりすぎてしまうこともあるかもしれません。ご注意を。
価格評価→★★☆☆☆ (まあ、王様ですからね…)
評 価→★★★★☆ (そりゃあ王様ですから!!)
外径 34.8mm
実測重量(3・6・12・25mm) 3・5・8・14g