購入価格
本体 ¥0 DRC-2300にデフォルトで付いてきた
追加部品 ¥1244 ULTEGRA BR-6700-G R55C3 ブレーキシューセット(Y8G698130)
¥906×2個 ボールリテーナーユニット7mm (Y84B98050)
DRC-2300にデフォルトで付いてきた、PROMAX RC469。
前の人もいっている通り、公道を走る乗り物として心もとないので、改造しました。

制動力は、定番のアルテ用ブレーキシューで、向上させます。
操作性は、各アーム軸のスラストベアリングを、樹脂ブッシュからボールベアリングに変更することにより、スラスト力がかかった時のフリクションロスを減少させ、ブレーキング中の操作性を向上させます。
樹脂ブッシュでは、スムースに動くためには、ある程度のクリアランスが必要です。
ブレーキング時の荷重がかかった状態では、このクリアランス分アームが傾き、ブッシュに片当りとなり、動作が渋くなり、操作性が低下しているのではないかと考えます。
ボールベアリングにすることで、クリアランスを無くす事ができ、ブレーキング中の荷重がかかった状態でも、アームの傾きを抑えられ、フリクションの増加がおさえられ、ブレーキング中でもスムースに動くことができるので、操作性が向上すると考えます。
シマノのサイトで分解図を見ると、105以上ではY軸にボールベアリングが組み込まれていることが判ります。
そして、DURA-ACE様は、C軸にもボールベアリングを組み込んでいます。
この辺りが、「ブレーキは105以上にしておけ」、「DURA-ACE様のタッチは最高」、となっている一因ではないかと考えます。
用意するもの
ボールリテーナーユニット7mm (Y84B98050) 2個

組み込みは自体は難しい所はありません。
追加工等の必要は無く、ばらして、樹脂ブッシュを外して、ベアリングを入れ、適度に調整し、元通り組み立てるだけです。
やってみようとする酔狂な人は、見れば分かると思いますので詳細な記述は省きます。
お約束の注意書きです。
「ブレーキはロードバイクを運転する上で安全に直接関係する重要な部品です。
本情報を基に改造を行う場合は、リスクをご自身で判断し、ご自身の責任で行ってください。」
分解図的に並べてみました。

上:ビフォー
下:アフター
赤矢印の、Y軸とC軸の各アーム間にボールリテーナーユニットを組み込みます。

赤丸部が組み込んだボールリテーナーユニットです。
組み付けは、クリアランスを無くし、ベアリングに少しプリロードが掛かる感じにしました。
”スルスル”では無くわずかに抵抗を感じる”ヌルヌル”寄りにはなりますが、ボールベアリングがあることにより、クリアランスが無くても、スムースに動きます。
取り付けました。

インプレ
制動力:向上しました。
思いっきり握らなくてもロックできます。
操作性:向上したと思う。
制動力が上がったことも、操作性が向上した一因と思いますが、ロック寸前のコントロールなんてできるわけがありませんが、制動力がかかった状態での操作がしやすくなったように感じます。
価格評価→★★★☆☆(コスト分は性能upしていると思います)
評 価→★★★☆☆(制動力、操作性が向上しました)