購入価格 昔のことで忘れましたが、¥4,000~5,000くらいで購入したような。
最終型の7/8速型に移行する一つ前世代の7速用Wレバーです。当時すでに7速用コマンドシフターも登場していました。基本デザインは同時期のGPXなどと共通で、おそらく内部パーツも共通だったのではないでしょうか。GPXはグレーの塗装仕上げでしたが、最上位機種であるシュパーブプロはアルマイト仕上げにプリントでSUNTOUR SUPERBE PROと入れてあります。このプリントはなかなか優秀で、長年使用してもほとんど摩耗していません。
8速に移行する際にコマンドシフターに変えてしまったため、永らく部品箱の中にありました。最近になって某所でコマンドシフター用シマノ10速対応クリックリングがネット販売されているのを知り、復活を思いつきました。以前よりシマノ10速シフターでシュパーブプロ最終型リアディレイラーを作動するとシマノ9速スプロケットにシンクロすることは知られていました(枻出版 自転車レストア&ヴィンテージカスタム P76-83参照)。コマンドシフターとこのWレバー、更には同時期のサムシフターも内部パーツは共通で、コマンドシフター用クリックリングはWレバーにも使えます。つまりシマノ10速対応のWレバーが作れる訳です。久しぶりにWレバーを操作したくなっていたので、早速クリックリングを購入し交換。手持ちのシュパーブプロ最終型リアディレイラーとデュラエース9速カセット CS-7700と組み合わせてみたところ見事に完全シンクロが得られました。以前にデュラエースのWレバー(SL-7700)を使ったことがあるのですが、エッジの立ったデザインが指先に当たって痛いのと、フロント用の左レバーが30°立った位置で止まるのに違和感があり、早々に使用を止めてしまったことがありました。このレバーは形状が指先に馴染みやすく、またサンツアーらしい丁寧な仕上げ、堅牢さを持っておりお気に入りです。このデザインで現代の10/11速に対応するWレバーを作って欲しいものです。一定の需要はあると思うのですが。
価格評価→★★★☆☆(オークションで¥5.000以下なら買いでしょうか)
評 価→★★★★☆