購入価格: ¥520くらい ※島忠ホームズ
標準価格: ¥617 (税込)
『Chris KingのBBグリスアップツールとの相性は抜群。チャック式ノズルも装着できるし、そのままでもグリスアップ可能』
■ Chris KingのBBのグリスアップに大活躍
AZ チッコイグリースガンは、片手で扱いやすい自転車のメンテナンスに適したグリスガンだ。ノズルの先端からグリスを細く射出できるので、ベアリングの隙間の隅々までグリスアップするのに便利だ。シマノやフィニッシュラインのグリスガンと同じくらいの大きさだが、値段はこれらの数分の一。低価格・高品質はさすがAZといったところだ。
さて、このグリスガンはChris Kingのボトムブラケットのグリスアップにも大活躍してくれた。Chris Kingのボトムブラケットには”Chris King BB Injector Tool”という専用工具を使うのだが、チッコイグリースガンはBB Injector Toolと非常に相性が良い。
写真: AZ チッコイグリースガン。ハブのグリスアップなどの自転車のメンテナンスに便利だ
■ 分解して他のグリスガンノズルを取り付け可能
このグリスガンは分解してノズルを取り外すことができる。ノズルを取り外したグリスガン本体には、好きなノズルを取り付けて改造することも可能だ。この特徴を活かして、私はChris King BB Injector Toolに適合するグリスガンを作ることにした。
私が用意したのはAZのチャック式ノズルと管用テーパーめねじを管用平行ねじに変換する配管用の継ぎ手だ。これらとチッコイグリースガンの組み合わせで、全く問題なくスムーズにChris Kingのボトムブラケットをグリスアップできた。接続部にシールテープやパッキンを使わなかったが、グリスの漏れも一切なかった。
チャック式ノズルを取り付けたチッコイグリースガンは、BB Injector Tool専用のグリスガンとして完璧に役割を果たしてくれた。ただ、他のメーカーのチャック式ノズルの先端だけを取り付けられれば、もっとコンパクトなグリスガンになったと思う。
尚、BB Injector Toolは他のノズルでもグリスアップが可能。チャック式ノズルが最も使いやすいが、他のノズルが劣るわけではない。ここまでは以前投稿したAZのグリースノズルと配管継ぎ手のまとめだ。
写真(左) : チッコイグリースガンの先端は、ゴムシートなどで掴んで手で回せば外れる
写真(中央): Chris King BB Injector Toolに取り付け可能なチャック式のグリスガンが完成
写真(右) : AZのノズルなら全てChris King BB Injector Toolでグリスアップ可能
■ そのままでもBB Injector Toolに使用可能
私がこの投稿で本当に書きたいことはここから。なんとAZのチッコイグリースガンは、そのままでもChris King BB Injector Toolのニップルから直接グリスを供給できる。わざわざ継ぎ手や他のノズルを用意しないでも、このグリースガンとジャバラ容器だけあればOK。しかも、AZ製なら格安で手に入れられる。
使い方は至って簡単。BB Injector Toolのニップルの鋼玉をチッコイグリースガンの先端で押せば、ニップルが開口してグリスを装填できるようになる。グリスガンをBB Injector Toolに押し付けながらグリスアップする必要はあるが、使い勝手はチャック式ノズルと大差はない。グリスの漏れもなく、スムーズで確実な作業が可能だ。尚、先端の細いノズルのグリスガンなら他社のものでも同様に使えるだろう。
写真: チッコイグリースガン単体でも、Chris King BB Injector Toolにグリスを供給できる
■ 使うほどに良さを実感
AZのチッコイグリースガンは、使えば使うほど良さが分かってくる。ジャバラ容器を取り付ければ、エア抜きしやすいし、グリスも最後まで使い切りやすい。分解してChris King BB Injector Tool専用グリスガンを作ることもできるし、そのままでもグリスアップ可能。こんなに便利なグリスガンが600円ちょっとで買えるなんてちょっと信じられない。グリスを使い分けたいなら、数本購入するのもあり。自信を持っておすすめしたい工具だ。
図: AZ チッコイグリースガンの良い点
価格評価→★★★★★ (コストパフォーマンスが非常に高い)
評 価→★★★★★ (自転車の様々なメンテナンスに便利。Chris King BB Injector Toolとの相性も抜群)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー