購入価格 リム約22000円(2本)+ハブ22017円(前後)+スポーク960円(一部手持ちのものを使用)
軽量なディスクブレーキ用700cクリンチャーホイールが欲しいと思い、タイトルの部品構成でホイールを組みました。
リムは強度アップの対策が施された後期型のアルファ340です、三本所有しているのですがそれぞれ実測重量は393g、388g、389gでした。
NOBUTESのリムテープとバルブを使用してチューブレス化可能だそうです、見た目は普通のハトメ無しのアルミクリンチャーリムとほとんど変わりません。リム幅は約20mm、リム高は約23mm(共に実測値)、ERDは592mm(公称値)。スポーク穴は外周部の穴を見ると左右に振ってあるので穴振りはあるようです。
メーカーロゴは貼ってあるだけなので、はがそうと思えばはがせます。リムサイドには磨耗度を示すインジケーターがついています。
このリムは軽量クリンチャーリムの代名詞のように言われていますがキンリンのXR200のほうが軽いです。XR200は二本所有しているのですが実測重量は380gと378gでした。
ハブは以前投稿させていただいた「[手組み] Planet X 20mm Carbon Rim+Shimano XTR M975+星#15プレーン 」
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=9516&forum=30と同じものです。
このホイールのハブは36h、リムは24hでスポーク数は24で組んであります。このホイールの特徴としましてはハブのホール数とスポーク数が異なる変則組みであるだけでなく、「左右異本組み」を取り入れたことです。「左右異本組み」とは左右で組数を変えてスポークテンション差の是正を図ろうというものです。この考えは大阪のバイクショップ「自転車工房 のむラボ」さんのブログを見て学びました。
今回使用したハブはリアは通常のオチョコ組み、フロントはローター取り付け部がある関係で逆オチョコ組みになります。なのでリアはフリー側を五本組、反フリー側を九本組、フロントはフリー側を九本組、反フリー側を五本組にしています。是正効果は確かにあったと思います。
この組み方に興味のある方がおられるかもしれないのでフランジ付近の写真を投稿しておきます。ですがこの組み方はイレギュラーなものであり十分に安全性が確認されているとはいえません、自分もやってみようという方は自己責任でお願いします。
スポークに貼ったテープに書いてある数字はスポーク長、赤い矢印はホイール回転方向、棒が刺さっている所がバルブ穴です。
フロント ローター側(反フリー側)
フロント 反ローター側(フリー側)
リア ローター側
リア 反ローター側
実際にこのホイールで走ってみたところ、特に問題なく使用できました(使用条件は舗装路をディスクブレーキで使用。自転車、ライダー、携行品等合わせた総重量は約85kg)。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★★
<オプション>
実測重量F701g、R824g(クイック、リムフラップ無し)