MAVIC クリークジャケット
購入価格 ¥ 12,000 くらい (CRCより)
[まえおき] 2年ほど前のCRCセールで購入した逸品。定価54600円・・・。 かつての超円高も今は昔。円安も進み、今後これだけ安く買うのはムリだろう。残念。
さて、MAVCの旧最高アウター、クリークジャケット。 クリークジャケットは旧名のようで現在はストラトスH20ジャケットとなり、 値段もどーいうわけか35000円となっている。 Gore-Texパックライトとかの仕様は同じっぽいのだが・・・、この値段差はなんだろう。
ともあれ、ストラトスH20ジャケットにもある程度適用できそうな話なので 興味のある方は参考にしてほしい。
[サイズについて] 日本サイズS(国際サイズはXS)。 選んだ理由は単にそれしか残ってなかったから。。 当時171cm72kgのデブだった私にはかなりきついシロモノだった。 時代は現在。171cm58kgとなった私。ジャストフィット。
[レビュー本文] 生地にはGore-Texパックライトを使い、軽量さと防風・防水性を兼ね備えている。 全体的にタイトで特にフード周りはキツい。 ただ立体裁断により適正なサイズと乗車姿勢ならツラさを感じることはない。 身幅が狭すぎる場合は背中のファスナーを広げれば肩周りも含めて少しラクになる。 ※用途としては2,3L程度のバックパックを背負い、その上からジャケットを羽織るための機能
機能面では風の吸入とバタつき防止にいくつかの工夫があり、 前面ファスナーは2重となっており、メッシュ地の1重目だけ閉めれば 風を取り入れつつバタつきも防止できるようになっている。脇も同様。
また袖口はベルクロが設けられているが、むしろ空気を取り入れることを想定している。 ここはかなり合理的で、ロードバイクは腕を突き出す形になるので相当な吸気ができる。
全開時の通気性は強力。 さらにロードの姿勢もあって全開状態でも雨が入りづらい。大したものです。
推奨時期は秋冬向け。 通常はウインドブレーカーとして使いつつ、突然の雨にも備えられる。 立体的な裁断と軽量さ、通気性によりハードな運動に十分使える。
なにより、ウェアとして相当格好いい。(これ重要)
まあ、優れた製品です。 ・・・が、結構微妙な難点が多数あったりする。。
①大型ポケット無し 荷物ごと防水するのを意識してるようで、ポケットは胸元の小さいポケットのみ。 4.5inch程度のスマホはかろうじて入るが心もとない。 バックポケットが欲しい。
②汗の排出追いついてない 走ってるうちは感じないが、帰宅して脱ぐと生地の裏側に大量の汗が。 汗の排出が追いついていないわけで、このへんがGore-Texの限界と思える。
③弱すぎる袖口ベルクロの固定力 製品として問題な箇所。 ベルクロの固定力が弱すぎるため、すぐに固定が外れてしまう。 どうにもならないので、ベルクロテープを購入して貼り付けることで一件落着。 改善できるのでだいぶマシだけど、これはいただけない。 個体差と思いたいところ。
④細かい改善希望箇所が・・・ 止水ファスナーは硬くて上げ下げしづらいし、 バタつき防止のメッシュ地はファスナー上げ下げ時に噛みやすい。 フードはいいけどフード小さすぎて2つあるスナップボタンを締めると苦しい。 またスナップボタンを2つ締めるとフードを締めるプラ部品が口元にあって不快。 それと首元はもうちょっとゆったりにできなかったものですかねー。インナー着ると苦しいです。
・・・文句ばっかになってしまった。 まあ、製品として使うには支障がなかったり、改善できる部分が多いわけで、 単にアウターとしてみた場合、優れたモノ、というのは変わらない。 これだけの値段なのだから、という点も大きいだろう。
商品の質は非常に良いので今後も重宝すると思う。 あとは耐久性だが、最低5年以上は持って欲しいところだ。
価格評価→★★★★★(モ○ベルより安価なのは驚異的。定価では買えません) 評 価→★★★★☆(いくつかの問題点を踏まえてもモノ自体は良いと確信)
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