購入価格 ¥18,000(送料含め)
PHILIPSのオフロード向けライト
良い点:
・見やすい光色
・広い配光
・公道で使用できる上向き光を抑えたモードあり
悪い点
・照射にムラ、ダークスポットが目立つ
・公道モードは明るいが強さが足りず、遠くがいまいち
・大きさは小さいが、取付けにくい巻付け型バッテリー
2012年に発売され、LED Bikelight(以下LBL)の外部バッテリーと
思いきや、性格のことなるオフロード用途を主眼にしたライトである。
明るさは本体上部のスイッチで3段階切替えできる。
ハイで800ルーメン70ルクス、ミドル(公道モード)で400ルーメン50ルクス、
ローモードは不明。
同社のダイナモ用ライトと外側のパーツは共用と思われ、大きさはLBLより
2回りほど小さい。またバッテリーが別になっているためライト本体はかなり
軽量である。ライト前面の光るリングはなく、横から斜め後ろからの視認性は
考えられていない。
LEDはリフレクタ上部に取り付けられており、個数は4個。
奥、手前にそれぞれ2個づつ計4個が使用されている。
ハイモードでは全LEDが強く、ローモードでは全LEDが弱く、
ミドルモードでは2個のLEDが強く点灯する。
奥と手前はほぼまっすぐに配置されているが、左右の前後位置が微妙にずれている。
意図したものと思うが、もしかするとこれが照射にムラができる要因の1つかもしれない。
また、ルクス値はハイモードでも70lux、公道モードで50lux"しか"ない。
さらに上向き光のカットラインがかなり曖昧であり、LBLのハイモードと比べると
遠くを照らすのは明らかに劣る(LBLとの比較写真は添付をご参照)
ただし、照射幅は広く絶対的な明るさはLBLを上回る。
ランタイムはハイが2.5時間、ミドル5時間、ロー10時間で、
この明るさ、このサイズのバッテリーとしてはごく普通である。
そのバッテリーはいかにも18650セルが入っているという感じの円筒形を4つ連ねたもので、
全体とそれぞれの間はゴムで覆われている。そのため、フレームなどに巻き付けて取り付け
るという形なのだが、これが細いフレームだと密着しづらいし、太いフレームだと取り付け
部分が妙に膨らんでしまい、好ましいものとは思えない。ふつうの形にして欲しかった。
また、見た目はいかにも4セルだが、外側に12.6V、2.2Ahと書いていることから
実際には3セルである。1個はフレームに巻き付けしやすくするためのダミー、
あるいは電気回路でも入っているのだろう。
ちなみにパッケージには11.1V 2.2Ah、ユーザーマニュアルには誤記と思うが
10.4V、6.6Ahとあり、メーカーサポートにメール問い合わをしたが回答は全くなし。
過去にも別件で2度ほど問い合わせたことがあるが、いつも「4営業日以内に回答します」
という自動メールが帰ってくるだけであり、ユーザーサポートは皆無である。
付属のブラケットは前後傾き、左右回転、左右傾きを無段階で調整可能。
Activerideなど軽いライト用としては調整のしやすい良いブラケットである。
ただし、LBLでも新型で採用されているが重いライト向けとは思えず、
実際に旧型LBLで使ってみるとすぐに角度がずれてしまうので、LBLユーザー、これから
買う予定の方は注意された方が良い。
ミドルモード 2LEDフル 400lm 50lx 5時間
ローモード 4LED ?lm ?lx 10時間
ハイモード 4LEDフル 800lm 50lx 2.5時間
参考
LBL ハイ 270lm 80lx 2時間
LBL ロー 20lx 8時間
明るさ →★★★★☆
ランタイム→★★★★☆
配光 →★★☆☆☆
使い勝手→★★★☆☆
大きさ重さ→★★★★☆
価格評価→★★☆☆☆
評 価→★★★☆☆
<オプション>
年 式→2013
カタログ重量→ g(実測重量 ライト124g+バッテリー275g)