購入価格 66,500円(フレーム31,500円+グレー系レンズ35,000円)
+35,000円(クリアのレンズを1ヶ月後、購入)
普段、屋内外ではごく普通の眼鏡をかけています。
徒歩や時々のロードバイク、ごく稀に車の運転で
日差しが眩しく感じられそうな時だけは、one-dayタイプのコンタクトレンズに
Oakley・M-frame/Black Iridium(光透過率9%)を使用し
暗くなってきたと思えば、Clear(光透過率93%)にリプレースしていました。
今回、初めての『ハイカーブ度付き』アイウェアなので、Crosslink Switchのレビューと言うよりは
『レンズ作成の経過とハイカーブ度付きアイウェアに対する所感の表明』、程度にまで割り引いてお読み下さい。
ハイカーブ度付きを作ろうと思っている方の参考になれば、とも思います。


『ビジネスとスポーツをこの一本で』というキャッチコピーのCrosslink コレクションを探し当て
そのなかでもレンズが交換可能なSwitchを選びました。
(Crosslink、Crosslink Pro、Crosslink Sweepはテンプル部分が交換可能)
(Crosslink、Crosslink Pro、Crosslink switchは4カーブ、Sweepのみ6カーブ)



眼鏡フレームの購入とレンズ作成をOakley Premium Dealerである地元の眼鏡チェーン店に依頼。
中~高程度の近視である私の裸眼視力は左目0.03・右目0.04。
両目での矯正視力を1.0に持っていくと左-5.00D(マイナス5ディオプターと読む)、右-4.75Dのレンズ度数が必要に。
Crosslink SwitchのOakley純正レンズは屈折率が1.59で、-6.00Dまで対応可能ですが
-5.00Dでも、レンズ外側の縁の厚みが6mmほどになります。
縁に厚みが出ると審美性に難があると思いますし、レンズ中央にもそれなりに厚みが出るので、まつ毛との接触が心配です。
そのことをお店の方に伝えると、他社製ではあるが、より屈折率の高いレンズで問題を回避可能とのこと。
(Oakleyも高屈折率のレンズを導入するらしい、という話はあるそうです)
ハイカーブに対応する幾つかのメーカーのレンズを提案され、価格と相談した結果
東海光学のMODECINQ(モードサンク)、内面非球面、屈折率1.70に。
レンズ外側の縁の厚みは4.8mmに収まり、オプションとして無彩色のグレー加工(光透過率25%)及びミラー加工も依頼。
透過率を落としたのは、川沿いの木陰やトンネルに入った時、暗いなと思っても
普通のサングラスのように『度付き』アイウェアを外すわけにはいかないから、です。
これでOakleyのSLATE IRIDIUMとほぼ同じになりました。
ちなみに
Oakleyの純正レンズはOakley True Digital(OTD)と呼称され、
『ハイカーブ度付きアイウェアにまつわるプリズムや歪みといった問題を解決し、
アスリートが求めるスポーツに適した鮮明で正確な‘最適な視界’の実現を可能にします。』 とうたっています。
そのOakleyのOTDレンズに技術供与したのが東海光学で
MODECINQとOTDはプリズムや歪みと言った光学的な特性に関しては同じ、だそうです。

事前に説明は受けていましたが、ハイカーブ度付きアイウェアの見え方は、ちょっと独特。
レンズの中央からやや下に目をやると
足元から数メートル先までの地面がポワ~んと盛り上がっているような印象でよく浮遊感にも例えられます。
こういった傾向はレンズのカーブが大きいほど(最大で8カーブ)、近視の度合いが強い人ほど感じやすく
目が慣れるまで(脳みそで補正されるまで)早い人で2~3日、遅い人は1~2週間かかり
それまではレンズの中央で物を見るようにしたほうが良い、とのこと。
購入から日にちも経ち、もう慣れたかなと思い始めたころ、台風一過のすがすがしいお昼に
緑地公園内の凸凹(でこぼこ)の遊歩道を2時間ほど歩く機会がありました。
すると目で捉えている足元への距離感と、実際に足が着地するタイミングが微妙にあわず、転倒しそうな危うさがあります。
帰宅してからは、いつも通り、いつもの普通の眼鏡に変えたのですが、暫く時間がたつと
脳みそ深部の疲労感とこめかみ痛、そのあとは(短時間ではありますが)軽いめまいの状態に。
日常生活はごく普通の眼鏡、日差しがありそうな時だけは
ハイカーブ度付きアイウェア(スレートイリジウム相当)で、と考えていましたが
その特徴のある見え方に慣れるためには
普段からハイカーブ度付きアイウェアを使用する必要がある、という結論になりました。
そんな経緯で、付属したもう一つのレンズキャリアに、普段使いのクリアレンズ(ブルーライトカット加工)も作成。
屋内屋外とも日常的に使うつもりなので、少し度数を落としてもらったところ、使い易くなった気がします。
価格評価→★★☆☆☆(レンズ2枚だと負担感)
評 価→★★★★☆(ビジネス・スポーツ兼用カテゴリーのフレームは少ないので)
<オプション>
年 式→2013
実測重量 フレーム25g+レンズキャリア15g=40g