購入価格 ¥1000くらい(定価)
すでに7年使っているマヴィックのSSC(すでに製造中止)のブレーキシューが摩耗してしまい、製造中止の報せを受けた時買いだめしておいたスペアのブレーキシューもすべて使い果たしたので船ごと9000系のデュラエースに交換しました。
カンパでも良かったのですが、ネット上で、9000系ではシューの材質が大幅に見直された。モジュレーションの向上の一端にはシューの材質変更も寄与している、、、という様なインプレを拝見し、ならばランニングコストも安価なシマノで行こうと思ったのが換装の動機です。
実際の使用感では、やはりシマノッぽさがあり、所謂カンパ系のシューとは特性が異なる様に感じます。特にリムにシューが触れた時、当て効きさせる様な時の制動力に違和感を覚えます。SSCおよびカンパはこうしたとき、軽い力ですこし粘っこい制動感があり、そこからレバーを握り込んだ時の挙動(効き具合の変化)も比較的穏やかでリニアです。そしてさらに握り込んでもスカっと抜けてしまわず、ググっと踏ん張る様な感じがします。
これに比べるとこのシューは、初動ではスカっと抜けてしまう感じで、握り込むとそれなりに効くとか、そういう印象をもちます。
レバー比などが純正の使用環境ではありませんし、SSCにシマノシューという組み合わせそのものがレアケースだとは思いますが、SSCとの組み合わせに限って言えばカンパのシューの方がデフォルトに近い制動感が得られる様に感じました。
ちょっとネガティブなレビューになってしまいましたが、違和感というのは従前の組み合わせでのタッチや制動感との比較なので、製品として考えた場合、入手性も良いし安価なので、まあ、よいかなと思ってます。そのうち慣れてしまう位の僅かな差だとも思います(僕が、SSCに惹かれているのは「引きの軽さ」でして、それはキャリパーの形状・構造によってもたらされているものですから、シューのタッチはマイナーイシューです。ただ、思いの他第一印象が異なっていたのが印象的でした。)
※余談ですが、9000系の船はそれまでと異なり真っ黒なアルマイトなので、SSCと組み合わせると、なんか全体的にテクトロの様な存在感になります。
価格評価→★★★★☆(とは言えシューは安価ですね)
評 価→★★★☆☆(期待外れでしたが、純正の組み合わせはないので、、)
<オプション>
年 式→2013
カタログ重量→N/Ag(実測重量|未計測)