SONY NV-U37

NV-U35を使っていたがかなり酷使していたせいかお亡くなりになり、
保証期間外でソニーのサポート店に駆け込んだら
15000円でNV-U37に本体交換になった。
2012年末でSONYはカーナビ部門撤退しておりもうあとは在庫だけである。
小型メモリーナビ、ナビのみの機能のモデルとしてはこれが最終モデルである。

2013年3/末応募締め切りのにキャンペーンで地図データのみ2012年版に無料更新を受け付けてたようだけど


基本性能
・トンネルでは自車位置ロストし出口で高速補足
・並走高架があると勝手に乗ってることになってたり
・感圧式タッチパネル
・指先で瞬時に操作できる、10種類の「ジェスチャーコマンド」でスマホ的な操作
・自動車/自転車/徒歩モード
・GPSスピードメーター(全てのモードで現在速度を表示)
・自転車ナビモード中現在標高非表示機能(皮肉)
・サイクルコンピューター機能
・サイコンと地図の２画面表示機能
・コンパス機能(今はスマホに標準装備)
・自転車/徒歩コンパスナビモード(地図の代わりにコンパスを表示して案内)
・GPSログをメモリースティックに１秒枚に*.kmlで記録可能(精度・2011年及第点レベル)
・無償の国土地理院発行1/25000図をメモリースティックに入れアウトドア地図モードで運用可能(有名所は予め収録済)
・自転車/徒歩モード用カロリー計算用体重入力
・モバイルバッテリー給電/充電
・渋滞統計情報による渋滞回避ルート探索


NV-U35からの進化
・地図データ2011年春版(ロットにより2010版)
・半透過型液晶に変更
・車種設定で自動二輪設定が可能になった(原付や自動二輪それぞれ通行禁止道路も案内される)
・ジャンル検索で「バイク」「自転車」がある　
（サイクリングコース、自転車店、駐輪場、MTBフィールド、レンタサイクル)
(バイクジャンルだが、ライダーハウスも使える)
・IPX5防滴設計　※給電中は防水キャップはずれてるのでダメ
・自転車用ルート検索

・現在標高表示(10m単位。結構正確)
・自転車ルート検索直後、ルート全体の標高グラフ表示モードに切り替え可能
・走行中標高グラフ表示(超ざっくり)
・走行中この先の区間の平均勾配表示(適当・機能設定画面で非表示可)
・サイクルコンピューターと地図と案内ルート上のこの先の勾配グラフの3画面表示(地図超小さくなるｗ)
・GPSログを*.log(nmea)か*.kmlで保存するか選択可能
・累積走行距離をナビモードで走った距離だけ積算記録(自動車＋自動二輪/自転車/徒歩でそれぞれ集計)
・給電がミニUSBだけでなくピンジャックも追加(ACアダプタ・シガー充電コードはピン端子接続タイプ付属。
U35はミニUSBに接続し1.0A流せるやつが付属、USB500mA給電コードでは動かない)


案内についてはまぁそこそこ。
日本向けに開発されてるので日本には強いし
日本人に使いやすい機能やガイドブック(ダウンロードしてくれば色々増えるらしい)
たくさん。
U35買った時はまだ中華メモリーナビみたいのが市場にあふれまくっているような時代では無かった。
U35は色々とダメなのでまず購入はおすすめしない。

U37は海沿いの堤防路とか山深い林道なんかは書かれてない事が結構多いので
(多分他のナビもあんまかわらんと思うけど、googlemapと比べたらそんな印象)、
そういったところは1/25000図のアウトドア地図モードで補えば何とかなる。
市街地であればだいたい細かく載っているが新東名(2012版地図で追加)が載ってない。
バッテリーはバックライト常時点灯で３時間使ってメモリ１つ減るぐらい。
基本GPSロガー迷ったらナビ使うとかなら最大11時間持つモードがあるし、
それほど長く持ち歩くならGPSロガーを別に持ち歩いてナビは必要な時だけ使うとかでも良いし、
(スマホでも代用効くけどやはり使い勝手が全然違くてイライラしない)
昨今は大容量モバイルバッテリーも安いのでどうとでもなりそうですね。
夜はバカでかい表示のバックライト付きサイコンなので何か非日常感が出る。
アベレージは経過時間で割って算出されてるので注意。

このNV-Uの最大の欠点は熱に弱い事。夏はポーチ系のナビマウントに入れると熱がこもってバッテリーが高温異常となり
充電を受け付けなくなる。給電は可能だがたぶんバッテリーには良くない状況。
体感では外気温28℃ぐらいで雲ひとつ無い晴れとかだともう危ない感じ。
ただしむき出しでクレードル装着で走行風が当たる状態であればかなり暑くても大丈夫。
(気温35℃とかの日は走ってないので不明)


他に自転車向けで良さそうなナビはガーミン以外では知らないが、(SONYのナビ技術はどこかのメーカーへ引き継がれないのかな)
普段使いのカーナビ兼用でということであればU37は割りとオススメな部類なので、
売れ残りとか中古がそこそこ安ければ買っても良いと思う。
2012年の新品の相場は3万円ぐらいだと思った。

ファームウェア(機能追加)と地図データが２万円ぐらいするNVD-U43J地図ディスクにより更新されているものや、
地図データが2012キャンペーン無料版に更新されているものや、オプションで自転車クレードル付きの出品は高額落札の対象になる。

ただ、クレードルに関してはカー用純正クレードルを分解して自転車クレードルにドッキングして
本体に給電ケーブルを挿さずにクレードルコネクタから給電し脱着楽々＋防水機能そのままという技が巷では流行っているようである。

ただ、ロードバイクだと最強クラスのクレードルが必要なので(結構悪路も行っTしまう方なので)
RAMクレードルとミノウラQB-90を合体させたものを使ってストラップ併用している。
これでハンドルがあれば３輪車だろうがすぐナビ付き乗り物に変身出来る。


ただ結局、装着して走るのはオートバイの時がほとんどである。



価格評価→★★★★☆
評　　　価→★★★★☆

現行のミニゴリラと充電端子(ピン端子)に互換性がある事を発見。
充電器はそのまま流用できますね。本体使わなくなってミニゴリラに買い換えても充電器は使い続けられます・・・
この規格はJEITA RC-5320A TYPE2(EIAJ-TYPE2)外径4.0mm内径1.7mm最大6.3V、というものらしいです。

PSPも同じ規格という事で、USB-PSP充電ケーブルを買うと色々と捗ります！
給電使用の場合は、USBはこじりに弱いので破損する可能性が高いので、ピン端子(特にL字タイプ)で使用したほうが良いです。
PSP用のUSB充電ケーブルなら、100円ショップでも売ってますね。


ロードだと突き上げがきついので、自作マウントはリピートタイ併用にしました。
だいたいマウントからはずれて命綱のストラップでブラ下がるときは、
山の下りでの事なので、山に行かなければ不要ですが。
もしくは、サスペンションマウント(GRAN COMPE 　MULTI HOLDER MH-1)を介しての装着なら大丈夫かもしれません。
実際のところ、28Cタイヤの自転車の場合振動吸収が追い付くようで外れることは無かったので。

あと、バッテリーの持ちですが、
バッテリー持続時間
約5時間（ノーマル）
約9時間（スタミナ〈画面オフ自動ガイドオン〉）
約9時間（スタミナ〈画面オン〉）
約11時間（スーパースタミナ）

上記のようなスペックになってますが、
ルート案内をOFF(案内一時停止をクリック)にするとかなり持ちが良いことに気付きました。
スタミナ・スーパースタミナ以外の第三のスタミナモードです。
ルート案内をOFFにした場合、最初に検索したルートのみを表示したまま、
自車位置と現在地から目的地方向の方角の矢印が毎秒更新されます。
実際のところ、自転車の場合それで済んでしまうケースがほとんどです。
ルートミスしてもどの方向に行けば良いのかは表示されてるので。

そのままの状態で画面表示ONで使用したところ、6時間ちょい持ちました。

ルート案内をONにしていた場合は、この半分、いや3分の１？も持たなかったと思うので、これはすごいです。
更に、スーパースタミナモード(一定時間で画面OFF。画面ON時間を10/20/30/60秒の中から20秒を選択)
にしたところ、更に持つ感じだったので、もしかしたら12時間ぐらいいけるかもしれません。
(電池の劣化があるのでなんとも言えないところがありますが)

現在はナビを使う場合はGPSサイコンと併用なので、サイコンモードは一切使っていません。
というか、兼用は無理があるんじゃないかと思ったり。
標高グラフなんかもだいたいルートラボで調べてから行くことが多いですし、
自転車モードでルート検索したところで標高グラフは出せるものの獲得標高量とか分かるわけでもないですし。
2012年中に生産終了したモデルなので、そろそろ敢えて買うような機種ではなくなってきましたね。
サイクルナビじゃないですが、ゴリラ5インチナビCN-GP540Dなんか21000円とかですよ。

価格評価→★★★★☆
評　　　価→★★★★☆