秋の香りといえば、金木犀を連想します。
(厠の臭いではありません)
庭木や公共施設に植えられることが多く、小さな燈色の花々から芳醇な香りを漂わせます。
自転車で往くとき、その香りの強弱を感じることが、秋の愉しみの一つになっています。
秋の匂いといえば、銀杏になるでしょうか。
街路樹として用いられることが多く、燈色に熟した実がホトホトと落ち、それを自動車が踏み潰すことで、辺りに独特な空気が漂います。
自転車で往くとき、その巨木の景観を愉しみたいと思うこともあります。
『此の道を行けば どうなるのかと 危ぶむなかれ』
(清沢哲夫 「道」より)
しかし、タイヤ、車体、ウェアに銀杏の匂いが付くこと、その匂いを自宅に持ち込むことを想像すると、転進も止むを得ません。
評 価→★★★☆☆☆(香りは満点。匂いは勘弁してください。)