購入価格: 完成車付属品
標準価格: 不明 ※SHIMANOなら¥380~
『スプロケットの内側にチェーンが落ちるのを防ぐ板。走行中の振動で割れやすく異音の原因になる』
■大抵のクロスバイクに装着されている
スポークプロテクターは後輪とスプロケットの間に取り付けるプラスチックの板だ。チェーンがスポークの方に落ちてスプロケットとスポークの間に噛み込んでスポークを傷つけたり、急停止して転倒するのを防ぐ。ハブの穴数とギアの歯数によって取り付ける種類が決まるらしい。他のクロスバイクと同じように、GIANT SEEK R3にもスポークプロテクターが装着されていた。
■後輪の異音の原因
SEEKを購入して半年も経たないうちに、スポークプロテクターから異音がするようになった。気になったので、ショップでの点検でこのことを話した。ディレイラーが調整されていればチェーンが落ちることはほとんどなく、取り外しても問題ないとのこと。点検のついでの取り外してもらった。
取り外したスポークプロテクターをチェックすると、中央付近に数センチのヒビが入り、取り付けるための爪が一箇所無くなっていた。走行中の振動が原因だろう。
スポークプロテクターを取り外しても、今のところチェーンは落ちていない。無用の長物とは言わないが、ここまでトラブルがないと本当に必要なのか疑問に思うこともある。
■汚れやすくきれいになりにくい
スポークプロテクターが透明なのは、取り付けた時に目立たないようにするためだと思うが、汚れが付着しやすく、洗車でも汚れが落ちにくくて目立つのが嫌だった。
だが最近、Specializedのロードバイクにツヤのある黒いスポークプロテクターが装着されているのを見てかっこいいと思った。クロスバイクの装飾も兼ねて、もう一度スポークプロテクターを装着するのも悪くないかなとちょっと思い始めている。だが、割れや異音対策のために、取り付けは何らかの工夫が要りそうだ。
■異音がせず耐久性の高いスポークプロテクター
スポークプロテクターを安全のためには取り付けた方がいいのかもしれないが、短期間でヒビが入って異音がして気が散った。これでは違う意味で安全ではないと思う。走行に集中するためにも、メーカーは製品の構造や取り付け方法は是非見直してほしい。
カタカタと音がしなければ、取り付けてもよかったのだが…
価格評価→★★★★★ (SHIMANO製でも安い)
評 価→★☆☆☆☆ (安全には貢献するかもしれないが、すぐに割れて異音がする。汚れやすい)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→不明