メイタン サイクルチャージ カフェインプラス200(メイタンCCC200)
購入価格 ¥315
馬鹿野郎! どいつもこいつも「ケツアゴエヴァンス」だの「ただ乗りマキュアン」だの「あきらめる男」だの心ないあだ名をつけやがって! ヒルクライムやロングライドをこよなく愛するのに不本意なあだ名でさげすまれた人間の辛さがわからないなんて、お前らはドMの風上にもおけん! どうやら時空のはざまに葬ったはずのあの忌まわしい記憶を解き放つときがきたようだな・・・
あれは俺が目標レースに向けて補給食のテストをしていたときのことだ。 その日は集中力を高めることをテーマに、30分ほど前に「メイタンCCC200」を注入した。 カフェインが200mgも含まれているモデルだ。
「メイタン サイクルチャージ」には3シリーズあり、どれも試したが、味も性能も正直なところ大きな違いは感じない。 (条件をそろえて、3つ並べて使ったら違いがわかるのかもしれないが・・・) 性能上の違いは、カフェインなしか、100mgか、200mgかの違いだけ。 エネルギー量、ナトリウム量、クエン酸含有量など、ほぼ同じ。 誤差の範囲程度に、元祖CC(赤)がカフェイン以外で成分多めなくらい。 ここ一番、で使うのに最もカフェイン含有率の高いこのモデルをあえて選ばない理由はない、という程度の理由でチョイスした。
他のメーカーの同系統の補給食としてはパワージェル(グリーンアップル味)があるが、こちらはカフェインが25mgと少なめだ。 ちなみに一般的なドリップコーヒー(100ml)中には約90mg、エスプレッソ(100ml)中には約280mgのカフェインが含まれている。 緑茶、紅茶、ウーロン茶はそれより少なく、100ml中に約20mg。 本当にここ一番でカフェインの恩恵にあずかりたいなら、1週間くらいはカフェイン断ちをするといいだろう。
チュウゥゥゥーーーッ
一袋40g中108.8kcal。 濃い茶色のドロリとした液体が俺の舌にまとわりついては飲み干されてゆく。 梅特有のさわやかさはなく、むしろ黒糖系の少し苦みのある甘さが際立って感じられる。 粘度も高いので、食後には真水が欲しくなるだろう。
メイタンCCC200に限らずこのようなエナジージェル系共通で言えることだが、だいたい30分くらいで力が湧いてくる感じがしてくる。 エネルギーはしっかり体に満ちているのに、空腹感を感じる直前のお腹が軽い感じを両立できるところが、おにぎりなどの固形物と違ったスポーツ用補給食の利点と言えるだろう。 しかし消化がいいのと引き換えに、運動強度にもよるが1時間もすれば空腹感が襲ってくる。 その日も俺は坂トレーニングの後に友人たちとマックに立ち寄り、ハンバーガーを注文するのだった。
俺「すいません、俺のはパピルス抜きでお願いします」
店員のお姉さんと俺との間に微妙な空気がこだまする。 そしてそのゆらぎを、俺の友人たちは見逃さなかった。
「パピルスだってよw」 「こいつのパピルス、マキシマムだぜ!」 「もう一度言ってごらんなさい、『お姉さん、その手でボクのパピルスを抜いて下さい』と」
心ない友人たちの未練未酌のない言葉によって、俺の心は意識朦朧となった。 パピルスなんて・・・日常会話でなかなか出てこないからちょっと言い間違えただけじゃないか・・・ そもそもピクルスとは「漬物」の意で、キュウリのことだけを指すわけじゃないのを知らない人もいるんじゃないか・・・ そんな俺の脳裏に、走馬灯のように小林先生の教えがよぎった。
小林先生「としお、エースたるもの、アシストの気持ちを理解できなければ務まらないぞ。」
俺は決意した。 自転車に乗ることで身体だけではなく心もバルクアップし、 山のように気高い精神を持ちながらも、海のように深い慈悲の心を併せ持った大人物に成長してみせるのだと。
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【要点をまとめます】
---使い方--- レースのとき、練習でもタイムを狙うここ一番の走りのとき限定で使っています。 最近では2013年9月22日英彦山サイクルタイムトライアルで使用。 パワージェル(グリーンアップル味、カフェイン25mg)とどっちを使うか比較の末、メイタンCCC200をチョイス、自己ベストを約30秒更新しました。 もちろんメイタンCCC200だけのおかげだと言うつもりはないですが、しっかりと仕事をしてくれた印象を持ちました。
朝食はバナナとヨーグルトと野菜ジュース、それとおにぎり。 消化吸収良いめの、普通の朝食ですね。これをスタート4時間前に食べました。
スタート30分前に摂取、45分程度のレース時間中、空腹感やタレを感じることはなく、ゴールもしっかりモガいてフィニッシュすることができました。 前日までと朝食をきちんと食べた今回の状況下では、必要十分な補給食だったと言えそうです。 スタート直前に気持ちが高まってくる感じがあったが、カフェインの効果・・・かもしれない。
----味---- 味は黒糖系。 好みの問題でしょうが、あまり「おいしい」とは感じません。 完全に機能面のために割り切って使う感じです。 味で選ぶなら、パワージェルの「トロピカルフルーツ」か「ライム」に軍配を上げます。
---食べかすの処理--- エナジージェル系の常だが、食後の食べかすの運用を誤るとジャージなどを汚します。 糖分の塊ゆえに強烈なベタつき。 メイタンCCC200の場合はガンコな茶色の染みがバックポケットにこびりつき、 ていねいな手洗い2回でやっと落としました。 馬鹿野郎!俺が背負いたいのは赤い水玉だけだ!
なるべくしっかりと吸い切り、開け口を内側にして丸めることで軽減可。 レーパンが黒系ならレーパンのすそに挟むのもアリです。
価格評価→★★★☆☆(ここ一番での使用なら許容) 評 価→★★★★☆(信頼感あり。味が好みなら満点)
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