購入価格 ¥1890
簡単に言ってしまえば、CO2インフレーターに超小型携帯ポンプを合体させた物です。
CO2インフレーターと携帯ポンプを合体させたものであれば既にTopeak等から出ていますが、こいつの売りはそのコンパクトさに有ると言えるでしょう。
サイズ的には筒部分の長さが117mm、幅は口金部分を含めても35mm程度ですから、ツール缶やサドルバッグの中に突っ込んでおくことができます。
口金部分はねじ込み式ですが、バルブキャップ用のネジ部分で固定するので、私の愛用しているミシュランのチューブのような、プレーンバルブの物でも使用できました。
なお、オマケのCO2ボンベはTNIの他のCO2インフレーターと違い、1本に減っていますので、適宜買い足すと良いでしょう。
肝心のポンプ部分ですが、ストロークが3cm程度しか無いのもあり、かなりポンピング能力は低く、仮にボンベが尽きて手動でポンピングしたとする場合、100psi充填するには大体1500回程度のポンピングとそれに耐えられる筋力が必要です。
という訳で、持っていくボンベを減らすという方向ではあまり期待はできません。
「性能的にはアレでも、緊急時の手段として空気を入れられるか否かでは大違いだ」と考えるか、「使い物にならない」と考えるかは人に拠るでしょう。
寧ろ、こいつのポンプの使い方としては、出先でチューブ交換する際に少し空気を入れたり、パンク箇所の特定をしたり、ボンベで充填する前に口金がちゃんと固定できているか確認したりとか、CO2インフレーター単体での運用だと困難な作業時にちょこっと使用するのがメインとなるでしょう。
価格評価→★★★★☆(CO2インフレータに+α程度と考えれば)
評 価→★★★☆☆(ボンベはいつもの本数持っていきましょう)
<オプション>
年 式→2013
カタログ重量→ 63g(実測重量 62g)