購入価格 ¥250・手荷物価格40万円の場合 + 310円・快速エアポートUシート
先月の飛行機輪行・復路で気が付いたことを。またまた従価料金で。北海道に飛行機輪行しようと思う方のご参考になれば。最後の注意書きもよく読んでね、お願い。
◆行程
東京・羽田空港←北海道・新千歳空港←札幌市最果てにある実家。
実家からJR最寄り駅まで普通のタクシー、新千歳空港まではJR北海道おなじみ普通の快速エアポート。
◆キャリア
ANA、特典航空券で普通席、マイレージはノーマル会員。特別扱い一切なし。
夏休みシーズンのため、ほぼ満席。
◆使用した物
輪行袋:grunge B-Wever Carry(レビュー投稿済)
エンド金具:フロントとリアの両方、定番OSTRICH
段ボール:スーパーでトマト4個入りを買ったときのもの、ガムテープで補強
※プチプチをフォーラムでアドバイスいただきましたが、入手できず断念
◆羽田空港と千歳空港の違い
<羽田(第二ターミナル)>
[預けるとき]
手荷物カウンターの前に荷物セキュリティチェックがない。チェックは預けてから。このときにどうしても自転車を横に(寝せて)ベルトに載せる必要がある模様。ここで、方向(ディレイラー側を上になど)を指定するとそのようにしてくれる。それ以外はハンドキャリーしてくれる。
[受け取るとき]
気が付くと自転車はワンコのケージなどと一緒にカウンター前で壁に立てかけるように置かれていたので、勝手にピックしてバゲージクレームから退出。
<千歳>
[預けるとき]
手荷物カウンターの前に荷物セキュリティチェックがある。「自転車?」と職員が気が付いてくれて自転車は立てたままそろそろとセキュリティチェックを通してくれた。その後はコンテナに搭載するまでハンドキャリーしてくれる。(寝かせることはないと言われた)
[受け取るとき]
職員が自転車を持ちながら私を探してくれた。直接受け渡し。
◆自転車の傷・破損
特になし。ディレイラーも大丈夫でしょう、たぶん。
いや、厳密にいうと、トップチューブの裏に傷がついていたんだけど、あれは飛行機だからじゃなくて、私の輪行袋への詰め方の問題と思われ。
※傷は乗ってる証拠、床の間自転車じゃないんだから というタイプなので私自身が傷には鷹揚....
◆おまけ:飛行機以外の行程
<JR北海道快速エアポート>
飛行機であれば、座席に荷物を置くためにもう1席分の料金を払って乗るということもアリですが、なんとJR北海道ではNGと言われちゃった、2人分余計に運賃払って自転車置こうと思ったのにぃ。ということで、自転車は空いているところに置くしかない。
在来線の車両・721系
北国特有の、電車の乗降口と客室の間にデッキがあり、また、デッキは車両中央にもある。この構造のため「座席と壁とで挟まれた空間」は車両後ろの他、中央にもある。
721系のエアポートであれば、新千歳空港から乗る分には、自由席であってもここに自転車を置くことができる。
車両デッキは広くとられているが、客室内で立って乗るのは面倒(立ちにくい、正直)なので大抵の時間帯でデッキには人が立っており、ここに自転車を置くのは邪魔。ただし、トイレ・車掌室のあるデッキは、かなり広くとられているので、ここであれば置いても邪魔にならない。トイレ使う人もまずいないし。ただし自転車の横に自分も立つべきでしょう。
在来線の車両・733系
Uシート指定席車両だけがデッキのある車両で、それ以外は本州型のロングシート車両、デッキなし。Uシートを利用するのが無難。310円。
721系および733系のUシート車両の場合、座席6または8のどちらかが「壁と座席背もたれとの空間」になるが、どっちの座席が実際そうのなのかは進行方向による。札幌から新千歳空港に向かう車両で座席6の後ろがその空間だったので、札幌に向かうときは座席8ということか。ちなみに復路では座席6を予約。
座席6との空間に置いたところ。横持ち輪行袋でもこんな感じ。とはいえ、フレームサイズは小さいのだけども。
たまに、札幌から特急になるエアポートもあり、この場合、特急車両を使っている。この場合は「壁と座席背もたれとの空間」は車両毎に一か所しかなく、自転車置くには不便。(往路がそうだった、この前のレビューに投稿済)特急車両なのでデッキはあるが、デッキにも人が立つほど混んでいる場合、エアポートでは皆大きな荷物(大抵スーツケース)を持っているので、デッキに自転車を置くのは邪魔だし危険。
なお、Uシート車両には手荷物置き場があるけども、ここはスーツケース置き場なので、自転車にとっては超危険。ガラガラに空いているときはいいけども。
<タクシー>
普通のタクシーで「後部座席に置かせてください」はあっさりOK。ただし、運転が荒かったり急ブレーキを踏まれると座席背もたれに自転車を寄りかからせても前のめりになるので、運転を注意してもらうようお願いしたほうがいいかも。
◆まとめと注意事項
飛行機輪行そのもののまとめは、前回レビューを参照してくださいまし。
で、もう一度お願いというか注意事項。このレビュー(体験談)を読んで、このお気軽飛行機輪行を決行するか、大きいお友達の皆様には、自己責任ということでお願い。
この通りにやって貴方の愛しの自転車がぼろぼろにならない保証はどこにもない。ただ、私はこんな簡単にできるなら、1週間くらいまとまって帰省するときは、次も自転車と共に帰省しようと思っているくらいの満足感。
価格評価→★★★★★(ほんの数百円で得られる安心感)
評 価→★★★★★(楽しかったので)
余談
どちらの空港でも「パンク修理用ゴム糊」の有無を問われた。持ち込み不可の模様。