購入価格 ¥11000
Barracuda購入から二年。
今まで純正サドルで特に問題はなかったが、今年に入ってヒルクラなどの際、尿道にシビレを感じるようになった。
角度を微調整すれば改善されたかもしれないが、
・なんとなく純正サドルの幅が広い気がする
・クッション量も多く、なんだか重そう
・最近ここにレビューを投稿していない気が…←メイン理由
↓
よし!サドル買おう!
というわけで早速メーカー選びに。
尿道の痺れを解消したいので、穴あきタイプにすることは決めていた。
某F社などいろいろと迷ったが、サドル幅が広いと感じていたこともあり、各人の坐骨幅によって数サイズのサドルを展開しているSPECIALIZEDの考え方に共感を覚えたため、ここに決定。
次にモデル選び。
これに関しては、
・いままで使っていたものに形状的な不満はなかったため、後ろに反りが入っているもの
・のんびりロングライドもできるように、ある程度のパッドが入ったもの
の二点を重視。
ちょうどそのようなコンセプトのROMIN EVOシリーズに決定。
もう一つ上のグレードであるProも予算内ではあったが、シートポストが楕円レールに対応していなかったため、こちらになった。
さて、モデルが決まったらサイズ選び。
スペシャのチャートでは、
坐骨幅/サイズ
70~100mm /130、143
100~130mm/143、155
130~160mm/143、155 (前傾姿勢が強ければ、小さい方を)
とのこと。
坐骨幅は、ダンボールの上に座り、くぼみがついた二点の中心間距離で測定した。
私は95mmだったので130に決定。
ちなみに、純正サドルは幅が140mmほどあったので、スペシャ的に言えば、私の「サドル幅が広い」という感覚は正しかったようである。
通販で購入し、数日後に到着。
作りに関してはそれなりにしっかりしていると思う。
というか赤かっけぇ。
耐久性は使ってみなくちゃわかりませぬ。

早速重量を測ってみると、ご覧のとおりカタログ重量の1割増。

ぶっちゃけこれは予想していた。
カタログではRomin Expertと同重量なのだが、
「Rominのパッド増やしてみました」
というものが元のモデルと同重量のはずがない。(厳密に言うと形状も変わっているが)
この辺り、メーカーさんはちゃんとしたほうがイメージアップだと思いますよ?
重量測定も終わったので取り付けへ。
ちなみにこのサドル、普通のサドルとはセッティング方法が少々異なっている。
通常、皆さんはサドルの後端と先端が水平になる角度でセッティングされていると思うが、

この画像にあるように、スペシャでは中心部1/3が水平になるような角度が推奨されている。
まぁここは各人によって差はあると思うが、私はとりあえず推奨通りの角度に設定した。
長々と書いてきたが、いよいよ使用感。
第一印象は「硬っ!」の一言。
とはいってもすぐに気にならなくなった。
今まで使用してきたものが柔らかかっただけかと。
乗り心地を重視する人はgel入りもあるので、見てみては?
座り心地としては、左右の坐骨で支える感じが強いが、これは穴あきということもあると思われる。
また、先端部まで溝が続いていることもあり、結構前乗りでも行ける。
狙っていた尿道のしびれの解消だが、これについては見事に改善された。
このサドルに変えてからヒルクラ・ロングライドなどいろいろと走ったが、前のような症状が出ることもなく、すこぶる調子が良い。
形状自体も私に合っているのか、その他の部分が痛くなるようなこともなかった。
さらにサドルを変えたことによる副次効果が2点。
一つは、硬くなったサドルのおかげでなんだかペダリングのロスが少なくなった気がする。
もう一つがダンシングの時の振りの軽さ。
前のサドルから100g程軽量化したわけだが、その違いは自分でもびっくりするほど明確に分かった。
完成者購入などで、「なんだかダンシングがもっさりするなぁ」と感じている人はサドルの交換を考えてみてもいいのでは?
まぁサドルなんてほんとに人それぞれなんですが、何かの参考になったら幸いです。
価格評価→★★★★★(スペシャは結構いろいろなものが安いと思う)
評 価→★★★★★(私にはピッタリ)
<オプション>
年 式→2013
カタログ重量→ 199g(実測重量 222g)
赤かっけぇ。