購入価格 $107(中古)
中古で数台分のセットを購入。日焼けで若干変色しているピースもあったため、新旧を混合して組む場合は注意した方が良いだろう。
一般的に通常のケーブルより軽いとされているが、量ってみるとそうでもなさそうだ。
まずはシフト用。微調整前できつい曲げに対応するためのスパイラルアウターを組み込んでいない状態だが、そこまで軽くない。
次にブレーキ用。こちらにはスパイラルアウターを組み込んである。全体的に少し短いが、重量差は3gしかないことからスパイラルアウターは若干重い事が分かる。
カット前の純正インナーケーブル。購入したものに付いていたライナーは恐らく純正品だが、ブレーキインナーはシマノのものだと太くて使用できなかった。純正は若干細く作ってあるようだ。
最後に一般的なケーブルとの比較。対象はJagwire Racer Cable Kitに入っている4mmのシフトケーブル。長さはほぼ同じだが、2g差でNOKONの方が重い。5mmのブレーキケーブルならNOKONの方が軽いかもしれないが、その程度の差しか無いため、本気の軽量化にはi-linkの方が向いているだろう。
長さの調整は簡単で、1コマ単位で調整できるため理想的なケーブルルーティングにすることができる。特にリアブレーキに接続するケーブル長は決めるのが難しいが、柔軟性があり細かく調整もできため非常に楽に決める事ができた。
引きの軽さはきちんとメンテナンスされた通常のケーブルとそこまで変わらない気がする。前回かなり時間を掛けて丁寧に調整したシマノ純正ケーブルとでは、少なくとも自分には違いが分からなかった。むしろ曲げのきつい部分でコマの角がライナーを圧迫しているのか引きがコリコリするので、フィーリング自体は通常のケーブルの方が良いかもしれない。
上の方のレビューにある通り、握りこんでからの微調整は幾分しやすくなったのは良かった。カーボンホイールなのでブレーキングが少し難しい分、これが一番のメリットのように感じる。
ライナーが詰まる問題に関しては、エンド側3ピース分ぐらいにネジの緩み止めを塗って、ライナーエンドをドライバーなどで抉って広げてある。一応ずれにくくなってはなっており、今のところ問題は生じていない。
正直なところ、値段や手間のわりにあまり大きなメリットを感じなかった。軽量化のために購入したような物なので本来の目的も達成できず、数時間かけたわりに特に大きな変化もない。物凄く期待しただけに少し残念だった。
価格評価→★☆☆☆☆(シフト+ブレーキで10000円越えは高い)
評 価→★★☆☆☆(長さの微調整のしやすさぐらいか)