購入価格 ¥4,000(千葉サイクリング協会会員価格)
他県のサイクリング協会会員は¥4.500、一般は¥5,000。さらにスポーツエントリーの料金¥200
千葉サイクリング協会が主催する銚子センチュリーライドの第9回目となる2013年は、千葉県栄町のふれあいセンター栄をスタート/ゴールとする千葉県北東部を周遊する163kmのロングライドイベント。東京から日帰りで参加できる、数少ない本格センチュリーライドです。
(他には東京センチュリーライドという、荒川CR下流域を周回する競技色の強いイベントがあります。似たような名称のTOKYOセンチュリーライド葛西は80kmのハーフセンチュリー。)
コース:適度なアップ&ダウン、追い風・向かい風区間ありで走り応え十分、追い風の農道はかっ飛ばせる。
http://yahoo.jp/YxglBsまずは九十九里海岸を目指して南東へ走ります。スタートから20km程は市街地の街道の走行となるため信号が多く、車の往来も多いので走行ペースは上がりません。道幅も狭いので追い越しをかけるわけにも行かず、結局30km地点にある第一チェックポイントまでは、集団のペースにまかせてののんびり走行となりました。
30km地点の第一チェックポイントは「道の駅オライはすぬま」。水、アクエリアス、ワンセコンドHCAと飴やチョコが無料で補給出来ました。道の駅ではイベントのために特別につきたての餅や揚げたてのイワシのフライをのせたイワシ丼が「販売」されていました。エントリーフィーがけっこういい値段だったので、無料で振る舞われるのかと淡く期待したんですけどね。。。
第一チェックポイントをでて1キロ走ったところで海岸線の道にでます。「九十九里ビーチライン」というらしいです。ここから銚子までは海岸沿いを北東へ進むコースとなりますが、当日は強烈な向かい風区間となりました。しばらく自然発生的トレインにのって走りましたが、20km/h台前半ゆっくりしたペースにしびれを切らしてしまい、集団を飛び出して単独走。無駄に体力を消耗させてどうするの…
銚子市に入る手前あたりでいったん海岸線を離れ、台地を登り始めます。いきなり出てくるつづら折りで大きなトラックが切り返しできずに往生していたりして、うわこれきつい山道? でも標高差は50m程度です。坂好きには物足りない登りでした。
登り切ると、今度は台地の上のアップ&ダウンの激しい道とまたもやの向かい風に太ももが痙りかけました。
80km地点の第2チェックポイント「地球の丸く見える丘展望館」はの補給は特産のスイカ! なんとこの大会専用に育成された特別ものとかでとっても甘い。エイドの人、
「すきなだけ食べてって。なんなら丸ごと食べる?」(笑)
お言葉に甘えて二切れ頂きました。
ちなみに、スタート時に地球の丸く見える丘展望館の入場チケットを渡されたので、話のネタに入館してみました。展望台からの景色はたしかに丸い地球です。
ここに立ち寄らない参加者のほうが多かったそうですが、時間にゆとりがあればぜひ立ち寄ってみることをお勧めします。
このイベントでは昼食は用意されません。各自コンビニや適当な食堂で昼食をとってくださいということでした。私はせっかく銚子に来たのだからということで新鮮な海鮮をいただきました。
ルート沿いのレストランに入ってカツオのづけ丼800円なり。味・価格★★★★★ (でも20分ぐらい待たされた…)
昼食をすませて再出発すると、今度は利根川を遡上する西北西のルートを10kmほど走る。ここもそんなにきつくはないけど向かい風。
で、利根かもめ大橋付近で左折して南西に進路を変えると待望の追い風区間、50mぐらいの丘を越えると広域農道に入ります。ここは道幅が広く、交通量も少なく、35km/h前後で巡航できました。第三チェックポイントまでの40キロを約1時間半で走りました(風のおかげ)
さて、残りはあと30kmなのでのんびり流して走ろうかと思っていたら、そう簡単ではありませんでした。ここからはゴルフ場が点在する丘陵地帯。丘を登っては下りの繰り返しで、そろそろ乳酸の溜まってきている脚にはかなり応えました。しかもゴール前数キロの地点には10パーセントを超える急坂のお出迎え。最後まで参加者を楽しませてくれる、なかなか素敵なコース設定でした。
参考:Garmin Edge800 によるサマリー
Distance:163.19 km
Time:6:12:03
Elapsed Time:8:32:31
Avg Speed:26.3 km/h
Elevation Gain:1,004 m
Calories:2,507 C
Avg Temperature:18.7 °C
イベント運営:スムースで心地よい運営。料金設定はすこし疑問。。
受付けやチェックポイントに十分な人員を配し、無駄な待ち時間のないスムースな運営でした。さすがに数多くのイベントを主催し、このセンチュリーライドも9回目となるだけに、これまでの経験を十分に生かした見事な運営だったと言えるでしょう。
○:受付直後の車検。ライト・ベル・リフレクター(またはリアライト)が装備されているか、ブレーキはちゃんと効くかだけの簡単な車検ですが、公道を使ったイベントなので大切なことです。ちなみに、セオサイクルさんが出張していて、ベルやライト、タイヤチューブ等の販売をしていました。
○:出発前のラジオ体操。怪我防止のために出発前に体を動かすことはとても重要です。ラジオ体操はいいですね。
×:ルートラボのコースが前年度のもの。公式サイトからリンクされているルートラボのコースが古い物でした。幸いチェックポイントは変更されていなかったので、ポイント不通過による失格は免れましたが、新たに設定された登り坂を走り損ねていまいました。事前に郵送されてきたコマ地図が正式なものであるとは書かれていたので文句は言えませんが、公式サイトからリンクされたところにあるルートマップなのだから、変更があるのなら注意ぐらいは付けておいてほしかったです。
△:多くのボランティアの方々のおかげでなりたっているイベントなので、4,000円という料金自体が高すぎるとは思わないのですが、記念品として渡されたウォーキングポーチが理解に苦しみます。我々サイクリストですぜ。なぜウォーキング用ポーチ? しかも造りが粗末で子どもに使わせたらあっという間にバックルが割れてしまいました。こんなものにサイクリング協会のロゴとチーバくんをプリントして配るぐらいなら、その分エントリーフィーを安くして欲しかった。
あと、同協会が主催するイベントは多くの場合、お弁当がついてエントリーフィーももっと安いのです。たとえば清和の森サイクリングは2,500円でした。この価格の差はなんなのだろうなあ。
価格評価→★★☆☆☆(無意味な記念品は不要)
評 価→★★★★☆