shimano デュラエース9000 ケーブルセット
追記
9000系使用からおよそ一年で15000km程使用しているが、すでに3セット目に突入。
美味しいところは3000kmまでで、7000kmでは正直使い物にならなくなった。 頻繁にFDを使うせいか、真っ先にフロント用ワイヤーがダメになった。 リア側はRDバネ負荷が軽いためかあまり問題ないのだが、FDはシフトアップ時の負荷が高いため長く持たなかったようだ。
具体的には、BB下のケーブルガイドとワイヤーが擦れて、ポリマーコートが蛇の抜け殻のように脱皮した。 脱皮したあとは徐々に引きが重くなり、接点にフッソを塗布してもあまり改善されなかった。
アウターメインで、あんまりFDを弄らないのであればもっと長持ちするであろうが、 坂だらけの街に住んでいる当方としては弄らざるを得ないため、多少摩耗が早かったようだ。
対策として、インナーを通す前にアウター内すべてにwako'sフッソ105の注入、ガイドやアウターエンドキャップにも塗付。 美味しいところが3000から5000km程に大幅アップ。お財布のライフは減った。
9000ヅラ発売初期よりも数千円値段が下がったおかげで、大分お財布への負担は軽くなった。 PTFEよりもロングライフとの謳い文句だが、コーティングが剥がれてしまえば少しの引きの重さも気になってしまう。 重くなってもPTFEよりも軽くはあるが、一度蜜の味を知ると「もっと、もっと!」と欲しがるものである。
ちなみに770系XTにも付けてみたのだが、全くの無意味に終わった。 MTBコンポの場合、引きの重さにおけるワイヤーの抵抗など微々たる差で、そもそもFD・RDのバネの引き自体が重い。 フルアウター車などでない限り、もっと安いPTFEと重さは変わらないため、後者を選んだ方が賢いと言えそう。
価格評価→★★☆☆☆ 評 価→★★★★☆
|