購入価格 ¥3262(ワールドサイクル)
街乗り最強と名高い同社ランドナーシリーズのフラグシップモデル。
無敵の強靭さと耐久性はそのままに、さらに120TPIのケーシングでしなやかに軽くなった(32cだと無印ランドナーとハイパーで230gも異なる)、まさに「ハイパー」な一品。
32cという太さに不満がなければ、ハイパーから乗り換える理由が見当たらないくらいといっても過言ではないと思う。
利点
・軽い。この太さでこの軽さは稀。乗り心地も軽い。
・ランドナーシリーズ共通の無茶苦茶な丈夫さ。たとえ小石がトレッドに刺さっても、ケーシングまでは貫通できない。
・グリップのよさ。雨でも滑りにくい(無理に倒しこまなければ)。
・路面追従性のよさ。ケーシングがしなやかなので、いっそう地面に張り付く感じに。
・クッション性のよさ。32~38cのラインナップなので、エアボリュームがあって乗り心地は快適。
欠点
・やや柔らかすぎる感じ。ケーシングのしなやかさと諸刃の剣なのだが、指定気圧が低め(4~5bar)なこともあり、コーナリングでちょっとよれるような挙動が見られる。
・車種を選ぶ。32cからのラインナップなので、ロードバイクやロードバイクよりのジオメトリのクロスバイクには装着が難しいものもある。28cがあればよかった。
・ハイパー以外の選択肢が見当たらなくなる(笑) 値段、性能共にとても優れているので、使い切ってタイヤをほかのモデルにしようと考えても、なかなか匹敵するモデルが見当たらない・・・。
補足
最近になって名前がVOYAGE HYPERに変わった模様。でも、従来どおりのRANDONNEUR HYPERのモデルも継続している・・・謎。
価格評価→★★★★★(この性能なら文句なしの価格です)
評 価→★★★★☆(せっかくの性能なので、やや高速度用に28cが欲しいところ)
カタログ重量→ 350g(700×32c)