購入価格: ¥450くらい ※メタルプライマーと塗料2本分の値段
『ニップルを塗装してホイールにワンポイントのおしゃれを』
リアタイヤの色に合わせて、ニップルを塗装することを思いついた。
ホイールはスコッチカルなどを貼って個性を出そうとしたが、なかなかうまく行かなかった。これならばしっくり来るのではないか思い、試してみることにした。以下の手順で作業を行った。
①まず、ニップルをパーツクリーナーで脱脂する。
(AZのパーツクリーナーを布に染み込ませてニップルを拭いて脱脂した)
②次にニップルにメタルプライマーを塗る。メタルプライマーとは金属の下塗りに使うものだ。金属に直接塗装すると、塗料が乾いてから爪などで擦ると簡単に塗料が剥がれてしまう。ニップルにメタルプライマーを下塗りしておくことで、塗料が上塗りできるようになる。
(プラモデル用のMr.メタルプライマーはヨドバシ.comで¥147)
(塗料を直接ニップルに塗るとこのように剥がれてしまう)
③スポークに塗料が付かないようにマスキングテープで保護し、筆で塗装すれば完成。メタルプライマーは速乾性なので、すぐに塗装することが出来る。ニップルを一つづつ塗装するのは時間がかかるので根気が必要だ。
(マスキングテープで一応保護。はみ出たらうすめ液で拭きとってもいいと思う)
(リアのタイヤに合わせて水色で塗装してみた。塗料はプラモデルのラッカー系を使った)
メタルプライマーで下地を塗ったおかげで、爪で強く擦っても全く剥がれることはなかった。その後の走行などでも剥がれなかった。だが、ショップに振れ取りをしてもらったら、ニップル回しで塗料が剥がれてしまった。剥がれた部分は薄め液で塗装を落としてから、プライマーを塗って再塗装する必要がある。これも結構時間がかかる。
フロントホイールのニップルは、タイヤに合わせて白で塗装しようと思ったのだが、白では下地の隠蔽力が弱く、ニップルの色が透けてしまった。ホワイトのような下地が透けやすい塗料を使うなら、クリアではなくグレーなどの色のついたプライマーのほうがいいかもしれない。下地にクリアのメタルプライマーを使って、クリアブルーやクリアレッドなどを上塗りすれば、ニップルのアルミの色を生かしてアルマイト調にすることができると思う。
筆ムラもほとんど目立たず、最初からニップルがこの色であったかのような出来になってくれた。←ちょっと大げさかな。自画自賛。
私にとっては時間をかけるだけの価値があったと思う。
価格評価→★★★★★ (プラモデル用のメタルプライマーと塗料なら安く済む)
評 価→★★★★★ (時間はかかるが作業は簡単)