購入価格: ¥2,760 (税込)
標準価格: ¥2,808 (税込)
『Sサイズだと取り付け角度が不自然』
■ずっと使っているサドルバッグのSサイズ
私はクロスバイクにLTG GINA BAG 01のMサイズのグリーンを取り付けている。光沢感のあるエナメルのグリーンがフレームの色にぴったりで、今でもとても気に入っているサドルバッグだ。
ただ、Mサイズの容量1.0Lは、サドルバッグに最低限のものしか入れない私にはちょっと大きめ。そこで、同じデザインで容量が半分(0.5L)のSサイズを試してみることにした。
写真: LTG GINA BAG 01 Sサイズ グリーン
■必要最低限のものは入る容量
携帯工具やスペアのチューブなど入れてみると、容量にはまだ余裕がある。細いワイヤーロックくらいなら入れられそうだ。だが、スペアのチューブを2本入れた上で、ワイヤーロックや携帯工具を入れる余裕はなさそう。
私のように近場のサイクリングで1回のパンクしか想定しないなら、Sサイズの容量で十分足りる。また、持ち運ぶものは最低限にして、なるべく軽く済ませたい人もSサイズでいいかもしれない。ちなみにMサイズの重量は146g、Sサイズの重量は137gと大差はない。
写真(左): SサイズとMサイズの比較
写真(右): 最低限のトラブルに備えられ、かつ、細いワイヤーロックを持ち運べるくらいの容量はある
■取り付け角度に違和感
サドルバッグの取り付けは専用のブラケットを用いる。このブラケットはサドルレールに固定する。サドルバッグはワンタッチでブラケットから取り外せるので、駐輪の際に持ち運びに便利だ。ちなみに、このブラケットはMサイズと同じものだ。
実際にLTG GINA BAG 01のSサイズを取り付けてみたところ、見た目がしっくり来ない。Mサイズと違って、Sサイズはサドルの下部に沿うような感じで取り付けられないからだ。2〜3度取り付けて走ってみたものの、まるで取り付け角度を間違えたかのような見た目に耐えられず、Mサイズに戻した。
このサドルバッグは、ブラケットの取り付け角度を変えられない点が惜しい。Sサイズはサドルレールに固定すると、取り付け角度が決まってしまう。つまり、サドルバッグの向きはサドルレールの後部の角度に依存する。Mサイズの場合は、ベルクロでサドルの下部に沿うように取り付けられるのが救いだ。尚、Sサイズはベルクロがないが、走行中のバッグの振動などは気にならなかった。
ブラケットではなくベルトで固定するGINA BAG 02やGINA BAG 04なら、サドルの下部に沿うような見た目で取り付けられそうな気がする。しかも、容量はどちらも0.5L。機会があれば手に入れてみたい。
写真(左): Mサイズはベルクロでシートポストに固定できる
写真(右): Sサイズは斜め後方に跳ね上がったような見た目が残念。シートポストとサドルバッグの隙間が気になる
■個人的にはMサイズがおすすめ
今回、このサドルバッグを入手してから早い段階で投稿した。というのは、SサイズとMサイズでサイズ以外の違いはなく、耐久性も同等と考えたからだ。Mサイズは3年以上使っているが大きな劣化は見られず、今もきれいな状態を保っている。
このサドルバッグの生地は、耐久性、耐水性が高いだけでなく汚れにくい。側面と後部の反射素材が安全に貢献し、テールランプも装備できる。エナメルバッグのような光沢感のあるサドルバッグはあまりないので、見た目にこだわりたい人には特におすすめしたい。ただし、Sサイズの場合は、取り付け角度を考慮した上で購入を検討してほしい。
図: LTG GINA BAG 01の良い点と悪い点
価格評価→★★★☆☆ (他のサドルバッグと同じくらいの値段)
評 価→★★★☆☆ (個人的には取り付け角度が好みではなかった。他は理想的だったけど)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→137g (Sサイズ。Mサイズは146g)