購入価格 ¥0
購入して4ヶ月が経ち、その間いろいろ工夫しながら使ってきましたが、これはイケるという使い方を見つけましたので備忘録を兼ねてレポートしたいと思います。
ご存知のようにGARMIN eTrex 10は最新のeTrexシリーズの最下位機種で、価格は安いのですが機能がかなり限定されています。メモリー容量が10MBしかなく詳細なマップを載せることができません。そのため使い方としては、あらかじめルートラボなどで作成したトラックデータをカシミール3Dなどでアップロードし、そのルートに従って走るようなものなどに限定されます。たとえばブルベなど決められたルートをトレースするようなサイクリングで使えそうですが、微妙なY字路で分岐場所を通り過ぎたりと線だけの表示では限界がありました(写真1)。
写真1 微妙なY字路で線だけの表示ですと分岐が分かり辛い
(左がルートラボ、右が本機の表示です。縮尺が若干違います)
なにか解決策はないか。eTrex 10を買ったからには絶対に使い倒してみせる!と意地になって試行錯誤をした結果、最近になってちょっとした作業で表示が見やすくなることを発見しました。
それはルートラボでルートを作成しているときに、分岐に余計なルートを付け加える方法です。写真2をご覧ください。ルートを余分に引いて分岐の様子をルートとして書き込みます。こうすることで分岐のポイントが明確になり、どちらへ曲がるかはっきりわかるようになります(私はこれをヒゲ線と称していますw)。
写真2 微妙なY字路でも分岐がはっきりわかります
(左がルートラボ、右が本機の表示です。縮尺が若干違います)
この方法は、マップを持たないEdgeやForeTrexなどで応用できそうです。ブルベで言うならコマ図の機能を果たしてくれますので、QシートとeTrexだけで走破できそうです(実戦はまだw)。すでに街乗りではこのヒゲ線ルート方式を試しています。写真のように実際にルートが見やすくなりました。ポイントとしては、表示する縮尺に合わせてヒゲ線の長さを調整するということでしょうか。私の場合は80m表示を常用していますので、ヒゲ線の長さを50~80mくらいにしています。また分岐方向だけでなく交差点にあるすべての道についてヒゲを伸ばすとより分かりやすくなります。頻繁に表示の縮尺を変えるような使い方をする人にはちょっと見辛い場合があるかもしれませんが、もし線の表示などで困っているようでしたらお試しください。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆(まだ工夫の余地があるかも)
<オプション>
年 式→2012
カタログ重量→ 0g(実測重量 0g)