購入価格 ¥9000ほど
『せっかくの電動シフトなんだから』
以前から欲しいと思っていたシマノ電動シフトを、多段シフトへ対応したのをきっかけにインストールした。
元々のDURA-ACE7900のSTI、FD、RDをULTEGRA6770に入替えというよくあるパターン(ホントかな?)。そしてもう一つが、今回レビューの電動ALFINE用のシフトインジケータとなるSC-S705・・・・情報元はWeb(アルテグラ、アルフィーネ、インジゲータで検索してみてください)。
変速機付きの自転車なら、ロードやMTBに限らず「いま、どのギアで走っているか」がわかったほうがいいに決まっている。「そんなもん、走ってりゃわかるだろ」という諸兄には無用の長物かもしれないが、実はそんな諸兄だってキツイ上りで気がついたらもうギアが残っていなかったという経験くらいあるはず。
で、まずULTEGRA6770にALFINEのパーツが使えるんかいな?という疑問もあるが、これがちゃんと使える(でもきっとメーカ保証外、念のため一応書いときます)。ULTEGRAの電動パーツは実に柔軟で、どこに何を繋ごうが全く問題なく、写真のようなありえない繋ぎ方でも使用できてしまう。それは電動ALFINE用のシフトインジケータも同様で、自分は右(リア)ではなく左(フロント)のSTIに繋いでいるが、これで右のSTIで行うリア変速のギアポジを正しく表示してくれる。
しかも表示は多段シフトにリニアに追従するので、STIのレバー押しっぱなしでダダダンっと一気に変速させる時も、表示を見ながら望むギアへ変えられるので至極便利。
注意点はこのシフトインジケータを繋いだらジャンクションAの表示とボタンが使えなくなること。要するにこのインジゲータが優先的にジャンクションAの代わりになるらしい。なのでインジケータがあればジャンクションAは不要(テストして確認済み)。それでも自分はジャンクションA付きで配線。なぜって、それは転倒時の保護として働くセイバー機能から復帰に備えて。バッテリー残量確認はインジゲータでわかるし、RDの微調整なんてホイール入れ替えたりしなければ一度限りで不要。でも、セイバー機能からの復帰はいつ必要になるかわからない。だから、いざって時はインジケータの線を引っこ抜いて、ジャンクションAを復活させられるようにしてある(一旦バッテリーを外す必要あり)。
あと細かい点として、インジケータはポートが2つ、線は無し(付属もしていない)。固定は付属のインシュロックタイで31.8mmまで対応している。サイズは44mm×25mm。オートパワーオフ機能あり、リア用のSTIで復帰。
わずか9Kほどにしては費用対効果は悪くないと思う。これをつけても速くはならないが、そんなことを行ったら電動シフトだって速くはならない(笑)。でも実際便利だし、それに楽しいこと間違いなし!そんな柔軟な構成を可能としたシマノに拍手。いや、ちょっと待てよ、本来ロード用Di2のパーツとしてインジゲータがあるべきなんじゃない?
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆(本来、こういうパーツがあってもいいんじゃない?で−1)
<オプション>
年 式→2013年
カタログ重量→ とるに足らない軽さ
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