購入価格 ¥借用中(購入価格・原価ともに不明)
20年くらい前に発売されていたというバトンホイール。
古い品物であるため情報を探してみてもなかなか見つからなかったので、実際に見て得られた情報や使ってみた印象などを書こうと思います。
ちなみに自分はトラック競技においてフロントホイールとして使用しています。
まず見た目ですが、今でいうところのHED3のバトンホイールによく似た形状です。スポークの形状も端と端で対称に作られており、マヴィック・イオのように回転方向の指定はありません。
バルブの差し込み口はディスクホイールのように作られているので、通常のバルブヘッドではなくヒラメ型のものを使わないと空気が入れられません。
重量は実測していませんが、持った感じは少し重たく、恐らくホイール単体で900g前後はあると思います。
実際に履いてみて感じたことは、独走している状態で驚異的な威力を発揮してくれるホイールだという風に思いました。
もともとバトンホイールはロードだったらTTかトライアスロンくらいでしか使いませんが、まさにそういう状態で最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
重い分加速が若干苦手ですが、空力性能が高いだけでなく剛性も高く、ハブの精度・回転性能もいいため、スピードが維持しやすく、高速巡航が非常に楽に走れます。
また、通常のホイール比べても横風に対する弱さはあまり感じません。スポークの本数が3本ということとリムハイト自体はそんなに高くないため抜けはよく、意外と扱いやすいです。
このホイールについてですが、バリエーションがいくつかあったようで、ピスト用やシマノ8/9/10速のフリー対応のものなどが存在したようで、ロードの前後輪に装着している画像なども見つけました。カラーも白と黒、クリアカーボン仕様などが存在しているようです。
ヤフオク等を探してみるとたまに出品されているときもありますが、恐らく程度はよくないものの方が多いと思います。中古でも状態がいいものを入手するのは困難だと思います。
このTORAYCAのものでなくても、TT・トライアスロンのような単独走をするのであればバトンホイールというのは強力な武器になります。
もちろんディープリムでも高速巡航性能は高いですが、単独走ということになればバトンホイールのほうがより高速巡航しやすいと思います。
価格評価→☆☆☆☆☆(評価不可。悪しからず)
評 価→★★★★★(特に不満は無し。単独走には最高のホイール)
<オプション>
年 式→?
カタログ重量→?g(実測重量 ?g)