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万灯呂山(まんどろやま)は京都府井手町にある標高約300mの山。正式名称は大峰山ですが、地元民に正式名称の方を言っても通じないぐらい万灯呂山の名称が定着している。昔々、雨乞いのために松明を持ってこの山を登った人々の様子が万燈呂に見えた事がその名前の由来です。
余談だが今でも盆に大文字が灯る。(本家じゃないですよ?)
麓から見てどの山かというと、京都八幡木津自転車道の山城大橋~玉水橋(京田辺市)付近を走っていると木津川の対岸に見える頂上が禿げた山。
※左の山です
この山が万灯呂山。本ルートはここへ登るヒルクライムルートです。
まずは麓のスタート地点となる山城多賀フルーツラインを目指します。
京都木津八幡自転車道から山城大橋を渡り国道307号線を少し走ります。すぐに府道70号線が現れるので右折。その次の信号を左折し、住宅地の中の狭い道を道なりに東へ進めば山城多賀フルーツラインへ出ます。
この写真の橋を渡るとヒルクライムスタート。
傾斜は概ね5~10%の間で推移。平均勾配7% 、最大傾斜は実測13% 。 湧水と落ち葉と苔と落石が所々存在し路面は良いとは言えませんが普通に前を見ていればあまり気にせず登れます。途中何ヵ所か分かれ道がありますが、『万灯呂山展望台』の矢印が指す方へ曲がって行けば勝手に頂上にたどり着きます。途中の景色は茶畑、杉林、広葉樹林と目まぐるしく変化し時折木々の切れ間から街が見渡せます。
ロード乗りにとってはこの舗装路が唯一通行可能な一本道ですがMTBの方は途中にある『竜王の滝』への案内に従って進むのもアリ。広くて気持ちいい林道を山を中心に右回りして頂上を目指すルートもあります。ちなみにロードは左回りで2つのルートは頂上手前で合流します。
頂上は少し開けた公園になっており、右手は京都盆地と愛宕山、左手には生駒山と金剛山、正面には大阪平野の一部と六甲山が見渡せます。簡易トイレと東屋があるだけの地味な公園ですが景色はなかなかのものです。
下りはタイトなワインディングの連続。登りでは気にならなかった段差が牙をむく。路面の滑らかな部分が細いケモノ道のようになっていて、そこだけが安全地帯という正に一本橋状態。それはもうさっき登ってきたのと同じ道とは思えないぐらいスリリングだ。忘れた頃にクルマが登ってきたりもしますので下りで飛ばすのはお勧めしません。2人以上で下るならコーナー2つ分ぐらい開けて路面がよく見える状態で下る事をお勧めします。
※滑らかなラインを外してもゆっくり下ってる分には何の問題もありません。
~総評~
登りの方は挑戦者を飽きさせず頂上ではいい景色を楽しませてくれる山。
そして下りの恐怖をしっかり教えてくれる山。
地元ローディはすぐ隣を走る大正池 (京都府道321号和束井手線)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=9468&forum=124の方に流れがちでこちらはあまり人気が無いのですが、個人的には同じぐらい好きなヒルクライムコースです。
価格評価→★★★★★(まぁ通行無料ですので。)
評 価→★★★★☆(登り)
評 価→★☆☆☆☆(下り)
<オプション>
秋になると山城多賀フルーツラインで売ってる果物が美味いです。