購入価格: ¥3,900くらい
標準価格: ¥4,430 (税込)
『肉厚プレートによる高い耐久性。結局、2年半経った今も使い続けている』
■ こんなに長く使うとは思わなかった
私がシングルスピードGIANT FIXER Rに使っているチェーンは、KMC K710 SLというものだ。BMX用のチェーンだが厚歯(1/2”×1/8”)なので、ピストバイクの厚歯のチェーンリングやコグにも使うことができる。また、薄歯のフリーギア(1/2”×3/32”)と組み合わせても全く問題はない。上下非対称のプレートとゴールドの輝きがカッコよく、見た目重視にも向いている。肉厚のプレートのズシッとしたダイレクト感が味わえる一方で、プレートの肉抜きと中空ピンで軽量化も図った高性能なチェーンだ。
私のシングルスピードのパーツの中でも、このチェーンはサドル、ペダル、シートポストの次に長く使っているパーツだ。2012年の5月に購入したので、もう2年半も使っていることになる。
既にローラーのコーティングは剥がれているが、実用上は全く問題ない。チェーンの伸びは出ているに違いないが、強く踏み込んでも歯飛びしたことはない。チェーンが外れたこともない。高精度なチェーンリングとコグと組み合わせて、今でも実に静かで滑らかなペダリングを満喫できている。
FIXERのフレームのエンド形状はトラックエンドなので、リアホイールの前後の位置を動かしてチェーンの張りを調整することができる。つまり、チェーンが伸びたらリアホイールをやや後方に動かして固定すれば良い。私はコグの歯数を変えたり、フリーギアにするたびにチェーンを張っているので、いつもチェーンの伸びに合わせて張りを調整していることになる。この状態で動きがスムーズじゃなくなったり、歯飛びが生じたりしたら交換時期だと思っているが、今も全く問題なく快適に使えている。
このチェーンはKMCの他の厚歯のチェーンよりも伸びにくい肉厚のプレートを使っているのが特長だが、こんなに長く使うことになるとは思わなかった。高いギア比でガンガン踏み込めばチェーンの寿命が縮まると思うが、ギア比2.8〜3.0で普通に乗る分には長持ちするチェーンだと思う。見た目と性能だけでなく、耐久性の面でもKMC K710SL GOLDはおすすめできるチェーンだ。愛着のあるパーツなので、できる限り長く使いたいと思う。
写真(左): 最後に洗車した時の写真。アウタープレートは今でもきれいな状態を保っている
写真(右): チェーンリングはSUGINO MC 130NCを使用
価格評価→★★★★☆ (これだけ高耐久ならコスパは高いと言える)
評 価→★★★★★ (今でも全く問題なく快適に走行できている)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー