ROTOR SABB
購入価格 ¥-
モニター企画にてレビューさせていただく事になりました。
numero_neroさん2年使用後、新品純正ベアリング交換のSABBを譲り受けました。
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Self Aligning Bottom Bracket System を搭載
フレーム側のBB端面が厳密な精度で均等に仕上がっていなくても
自動的に最適なベアリングアングルを出しスムースな回転を得る事ができます。
またクランクを踏み込んだ時に発生するBB周辺のたわみも軽減してくれます。
(シマノ2ピースクランクにも対応)
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(DIATECH PRODUCTS HPより)
かねてから気になっていたBBだが、国内定価では高価。
交換後 体感しにくいといわれるBBなだけに購入への踏ん切りがつかず、躊躇していた製品。
Self Aligning セルフセンタリングつまりは勝手にクランク軸の中心を出すという機構
手にするまではどんな複雑な構造になっているのか非常に気になっていたが、実際に分解してみれば何の事はない
本体受け側の曲線に合わせて、少し小さいベアリングカップを合わせているという単純な構造。
しかし、その精度はかなり高度な技術力によって支えられているのではないだろうか。
固すぎもせず、緩すぎでもない適度な力加減で動く。
ぐりぐりしてみるよ
VIDEO
本体は中古だがベアリングのみnumero_neroさんによって純正の新品セラミックベアリング(ENDURO製)に交換済み
グリスがちゃんと注入されているので、手で回してみても違いはわからない。
走行を重ねるに従って馴染み、良く回るようになるのだろう。今後に期待。
装着に伴って以前から着けていたROTOR BB1(STEEL)7,000km走行と回り方を比べてみた。
くるくるまわしたよ
VIDEO
一見どちらも回転数は変わらないが、BB1を取り外し手で回すと
勢い良く「シャーーーー」っと、抵抗感無し。ほとんどグリスが流れ出てた。
ごく少量のグリス「BB1」と、グリスたっぷりの「SABB」の回転がそんなに変わらないとは…
ベアリングの回転はグリスの量によって決まるはずだがどうだろう?
これがセラミックというモノか?
一見キレイにタップ出ししているフレームBB部分だが、
実際は細かな差が出ているということだろう。
実際走ってみて少し軽くなった。 …ように思う。
劇的な変化はないし、交換と同時にチェーン洗浄も行ったので合わせ技で「軽い」と感じたのかもしれない
ケイデンスを上げるとクランクをキレイに回せている感覚になり、
負荷をかけて踏み込むと、スルッスルッと勝手に円運動に変えていると感じる。
プラシーボと言われればそうかもしれない。
いずれにせよ今回交換したSABBは私にとって意味があったといえる。
キレイにタップ出しが行われているはずのフレームでも、SABBは回転を良くした。
グリスが馴染んできたときに、今後どう印象が変わっていくか楽しみである。
ちなみにメンテナンス性は最高。非常に簡単。
ベアリングの交換も圧入工具等必要なく、指で押すだけで簡単に取れる。
チェーン洗浄ほど頻繁には手をつけないが、評価すべき部分。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★★
カタログ重量→ 81g (実測重量は次回)