サイクルスポーツ2011年6月付録の「あなたが選んだベストロードを走ろう!」に掲載されている、「埼玉県荒川・彩湖から弓立山へ山と湖を楽しむサイクリングコース」
http://yj.pn/065wvpを友人3人で実走してきました。
Garmin800で録った往路のルートログです。(帰りは急いでいて市街地を突っ切ったのでカットしました)
http://yahoo.jp/tKFmY1※当日は彩湖で戸田市マラソンが開かれるため、スタートを秋が瀬公園に変更しています。あとは概ねベストロードの通りです。
秋が瀬公園から入間大橋まで
この区間は荒川サイクリングロードを通ります。当日は木枯らし第1号が吹き荒れた日で、超級の荒川峠が出現。気がつけば見知らぬサイクリストが10人ぐらい自然とトレインを組んで、時速20キロを割り込むような速度でなんとかクリア。序盤でだいぶ体力を使ってしまいました。風がなければ非常に走りやすい区間です。
入間大橋から高坂駅付近まで
しばらく入間川と平行している県道339号線を走ります。交通量はそれほど多くないのですが、道幅が狭く大型車がすれすれに追い抜いて行くので怖いです。
川島町角泉の交差点で右折してからは自動車の流れがさほど速くないので、怖い思いをすることもなく普通に走れると思います。
高坂駅付近から大東文化大付近
東武東上線の線路を越えると交通量がぐっと減り、ここから先はサイクリストにとって天国のようなルートです。関東平野の縁から丘陵地帯に向かう、非常に美しい田園地帯をまるごと自転車のために借り切っているような、とても贅沢な気分を味わえます。何人ものサイクリストが物見山や白石峠に向かって走っていきます。車は殆ど通りません。
田園地帯を抜けたら、まずは清澄ゴルフクラブと高坂カントリークラブの間を抜ける15%の激坂で足慣らし。標高差は50mぐらいです。
県道212号線に出ると大東文化大まえの直線の坂道6%。ここは交通量もそこそこありますが、道幅が広いので安心して走れます。
大東文化大付近からパン工房シロクマまで
大東文化大を過ぎ、物見山の脇を通って次は県道41号線を西に進みます。八高線の踏切を渡ってしばらく行くと、有名な「パン工房シロクマ」にたどり着きます。ここのパンはカリッと香ばしく焼けていてとっても美味しいよ! テラスに10人ほどいた客は100%ローディーでした(笑)
いよいよ弓立山へ
ここから先、道路が複雑に分岐していてちょっと迷いやすいです。Garminにあらかじめルートを入れておくか、プリントアウトした地図を持っていると安心です。
私はこの矢印地点からタイムを計測しました。距離は2.72km、標高差は255m、平均斜度9.4%です。13〜15%の急斜面が何度も登場する、とても登り甲斐のあるヒルクライムです。タイムは17分8秒でした… 激坂ですが距離が短いので、初心者でも休憩を入れれば登り切れる、かな?
頂上に待っているのは抜群の眺望でした。前日の雨と北風のおかげで空気がとても澄んでいて、肉眼でスカイツリーや高層ビル群がはっきり見えて、しばし景色に見とれてしまいました。弓立山の頂上にはパラグライダースクールがあるのですが、この日が強風のためか人影は見あたりませんでした。いつか間近で見学してみたいものです。自分はやりたくないけど(笑)
さすがベストロードに選ばれただけあって、走りごたえ十分、景色も美しく、とても楽しいルートです。一部、自動車で怖い思いをするルートが含まれていて、そこだけはちょっと残念です。
評 価→★★★★☆