購入価格 ¥11800(フレームとレンズ3種類)
私はずっと眼鏡人間だったのでRudyProjectのExceptionを愛用してきた。
が、雨の日(特に夜間)や冬季のレンズの曇りや水滴による視界不良を我慢できなくなり
30代にして初コンタクトレンズを処方してもらった。
そして、同時に選んだ新しいアイウェアがこのESS CROSSBOWである。
◇選んだポイント
1.非ゴーグルで”防曇性能”に本気を入れたレンズ
2.眼を守ることに対して本気を入れたレンズと設計(防弾仕様である)
3.設計、製造技術が実はOAKLEYそのものであるらしい
4.スペアが安い(フレーム¥3000以下、レンズ¥5000以下)
5.レンズ交換が非常に簡単快速
6.1.2万円で非常に実用的なレンズ3種類つき(グレー、イエロー、クリア)
◇RudyProject Exceptionとの比較
上がESS CROSSBOW、下がRudyProject Exception
一番心配になるのはフィット感だが、不思議なことに見ての通り重要なポイントが
ほぼ同じサイズ感であり、実際にかけてみたらあっけないほど普通にフィットした。
ノーズピースはアジアンフィットHighという”最も鼻が低い人向け”のものだ。
左がRudyProject Exception、右がESS CROSSBOW
◇着用使用感
・防曇力について
「曇らない」。これは本当に強力な防曇性能であると断言できる。
具体的には気温0度前後で汗だくになるくらいの運動量で走行中に
信号待ちで停車しても”かすかなモヤすらかからない”。
さらに、みぞれ交じりの雨が吹き付けて表裏の温度差が大きくなっても”まったく曇らない”。
もちろん、表面処理によるモノなので限界はあるだろうが片道40分の通勤なら悪天候でも十分すぎるほど耐えられる。
・風の巻き込み等について
顔との兼ね合いによるだろうが、RudyProjectのエルゴノーズと違い
ノーズ”ブロック”になっているため鼻付近に隙間ができず雨風の進入を防ぐ。
さらにレンズ自体がかなり横までせり出しているため強風でも非常に快適。
横目で真横を確認する際も視界良好。
・レンズの光学性能、視界感について
残念ながらRudyProject Exceptionの方が見え方は自然だ。
ただ、これは2眼レンズ対1眼レンズの問題なのかもしれない。
さらに防曇処理のため裏面の平滑度が低いのも理由だと思われる。
像が2重に見えるということはないのでいわゆる慣れでなんとかなるレベルである。
ある程度問題があるとすれば、夜間にクリアレンズを使うと強い点光源に対して
ゴーストが発生するという点だ。
しかしこれは防曇をとるか反射防止をとるかの二択。
何も見えなくなるよりは余計なものが写り込む方がマシである。
◇レンズ交換のしやすさ
非常に簡単かつ確実。冬用グローブをしていても全く問題無い。
実際、私はミトングローブ(ロブスタータイプのグローブ)でレンズ交換ができている。
ただし取扱説明書通りにやるとうまくできない。日本の取説がいかに優秀か思い知らされた。
◆レンズラインナップについて
実用レンズのみが用意されており、
グレー(15%)、イエロー(85%)、カッパー(32%)、ブロンズ(62%)、そしてクリアだ。
ちなみに追加でカッパーを買ってみたところ、RudyProjectのレーシングレッドとほぼ同等であった。
左がESSのカッパーレンズ、右がRudyProjectのレーシングレッド。
ESSの方が若干赤みが強く、明るい。悪天候ならESSの方が見やすい。
悪天候でも”曇らないアイウェア”を求めるすべての人に試して欲しいと本気で思った。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2012