購入価格: ¥5,190(税込)
標準価格: ¥5,940(税込)
『FDのワイヤーとチェーンステーブリッジまでのスペースが小さく、プレートがワイヤーに干渉して取り付けられず』
■ フレームによっては取り付け不可
ESGE ダブルレッグスタンドは、街乗りバイクやツーリングバイクの定番の2本脚スタンドだ。駐輪時は2本脚のスタンドになり、折りたたむとチェーンステーの左側にまとまる。脚をカットすることで小径車から29erまで対応が可能。2種類の取り付け用のプレートが付属しており、チェーンステーの形状に合わせて選べる。カラーはブラックとホワイトの2色が用意されている。
ESGE ダブルレッグスタンド。スイスのPLETSCHER社製
私はGIANT SEEK R3というクロスバイクに乗っており、直売所で買った梨をたくさん持ち帰るために、現在はリアキャリアとカゴを取り付けている。ダブルレッグスタンドなら梨で重くなっても安定して駐輪できると考え、評判の良いESGE ダブルレッグスタンドを取り付けることにした。
リアキャリアとカゴを取り付けたSEEK。さらにダブルレッグスタンドを取り付けようとしたが…
だが、SEEKはシートチューブからチェーンステーブリッジまでのスペースが小さく、プレートがフロントディレイラーのワイヤーに干渉して取り付けることができなかった。プレートはワイヤーが干渉する部分を削れば取り付けが可能かもしれないが、強度の低下による破損が怖いので試していない。
ワイヤーとチェーンステーブリッジのスペースが小さく、プレートとワイヤーが干渉し取り付けができなかった
SEEKに取り付けが可能であることはネットで調べたつもりだったが、もう一度調べ直してみたところ、2009年モデルのSEEKはフロントディレイラーが上引きであり、プレートとワイヤーが干渉しないので取り付け可能だった。2010年以降の下引きのSEEKの取り付け例もいくつかあったが、よく見るとチェーンステーブリッジとタイヤの間にプレートを取り付けたものだった。
試しに私もチェーンステーブリッジとタイヤの間に取り付けてみたが、700×32Cのタイヤとプレートのクリアランスがギリギリで、走行中のボルトが緩むとプレートとタイヤがぶつかりそうで怖い。ホイールを外す際にはタイヤの空気を全部抜く必要があり、ホイールをスムーズに着脱できない。これでは日頃のメンテや出先でのパンク修理に困る。結局、私はこのスタンドの取り付けを断念した。
チェーンステーブリッジの後ろに取り付けると、プレートとタイヤのクリアランスがギリギリになる
大きい方のプレートの幅は約3cm、小さい方は約2.6cm。プレートの高さも考慮すると、取り付けにはワイヤーから指2本分くらいのスペースが必要になる。このチェック方法は以下のサイトを参考したものだが、このことを先に知っていたら間違えて買わずに済んだと思う。
(参考)
センタースタンド!付くかどうかの実証編(BLUE LUG):
https://bluelug.com/blog/kamiuma/78942/つけたがる人が多いけど、実は難しい。センタースタンドのお話。(ぶろぐ・で・あさひ):
https://blog.cb-asahi.co.jp/maintenance/121/画像では取り付け可能に見えるが、実際は指がワイヤーに干渉するので取り付け不可
シートチューブとタイヤのクリアランスが大きい、チェーンステーブリッジがない、センタースタンドの台座があるなどの特徴を持つフレームなら無理なく取り付けられると思うが、そうではない場合は良く検討してから購入した方が良いと思う。
結局、SEEK専用のキックスタンドを使っている
価格評価→★★★☆☆ (取り付けができないと金銭的に痛い)
評 価→★★★☆☆ (つくりはしっかりしているが、取り付けられないフレームもある)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→550g