購入価格¥4,968(税込)アマゾン
アルミやクロモリなどカーボン以外の自転車に取付可能な両足スタンドです。
重量はけっこうありますが、そもそもスタンドを付けるという時点で「便利さ」優先の選択なので私は気にしません。
小径車に特にオススメで、サイドスタンドに比べ格段に安定度が増します。
その反面、取付が面倒なのがこのスタンドの残念なポイントなので、
これまで2台に取付けた自身の経験から、取付のコツ…みたいなものを紹介したいと思います。
用意するもの
●金ノコ
●金属用ヤスリ(タジマ サンダーSA-20型・中目 ※刃の交換が可能なのでオススメ)
●水準器
●定規(10センチもあればOKですが、端から測れるものが便利)
作業を始める前に
このスタンドの性能を活かすか否かは「いかにスタンド使用時の車体を垂直にできるか」にかかっています。
ですので、作業は必ず水平な場所で行ってください。
できればフローリングに古新聞やボール紙などを敷いてその上で作業するのがベストです。
手順
1)自転車にスタンドを仮止めして、脚の長さを決定します。
長過ぎる部分を金ノコでカットするのですが、この時気をつけなければならないのは
「停車した状態で浮いているホイールから地面までのクリアランスをどれぐらいにするか」という点です。
※ポイント1
小径車を例として説明しますが、
今装着しているタイヤのサイズが20×1.5だとして、もしも20×1.95にサイズアップしたとすると
タイヤを含むホイールの直径は約11.43mm(半径5.715mm)増えます。
また見落としがちですが、接地している側のホイール径も同じく増加しますので、
実際にはプラス5.715mm以上のクリアランスが必要になります。
(説明がわかりにくいと思うので写真を参照してください)
つまり何が言いたいかというと=ギリギリのクリアランスでカットしてしまうと、
将来的にタイヤの太さをアップする事が出来なくなってしまうのです。
2)左右どちらでも構いませんので、片方の脚をカットします。
3)台座(スタンド本体上部)に水準器をあて、台座が水平であることを確認しつつ、
もう片方をどれぐらいカットすれば良いか定規で測った後カットします。
※ポイント2
ダブルレッグスタンドには目盛りが刻印されていますが、これは全くあてになりません。必ず定規と水準器で実測してください。
また、いきなりピッタリ合わせようとせず、数ミリ余るぐらいにカットするのが失敗しないコツです。
4)台座が水平になるように、長い方の脚を金属用ヤスリで削っていきます。
5)最終的に水平を確認できたら切断面のカドを面取りします。
※ポイント3
面取りは必ず行ってください。レッグキャップ(ゴムのキャップ)へのダメージを抑えることができます。
6)レッグキャップを付けた状態で、再度自転車に仮止めします。…左右どちらかに傾くようであれば、5)の工程をくりかえしてください。
車体の垂直を確認できたら、スタンドを動かしてみて、タイヤやフレームに干渉しない事を確認し
ケーブルの取り回しに気をつけつつ固定します。
※ポイント4
シフトケーブルをスタンド本体で挿み込まないよう気をつけてください。
…以上で作業完了です。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★☆(モノ自体の満足度は高いが、とにかく取付けが面倒くさい。私の場合、作業に1時間かかりました)