購入価格: ¥2,625 (税込) ※バイシクルセオで購入
標準価格: ¥2,625 (税込)
『GIANT SEEK専用のダイレクトマウントスタンド。専用品ならではのすっきりした見た目』
■ GIANT SEEKのチェーンステーに直付け可能
GIANTのクロスバイクSEEKには、チェーンステーに直付けできる専用のキックスタンドが用意されている。だが、私はこのことを知らず、汎用のキックスタンドを取り付けて納車してしまった。ある日、元のキックスタンドのアジャスターが壊れてしまい、駐輪中に勝手に縮むようになった。これをきっかけにSEEK専用のスタンドに交換することにした。
写真: GIANT SEEK KICK STAND。SEEK、ROAM、WANDERなど取り付け穴ピッチ18mm台座がある車種に適合
■ 納車時に取り付けるのがベスト
元のキックスタンドを外すと、取り付け部がフレームに食い込んだ傷が目立つ。だから、専用キックスタンドに憧れていたにもかかわらず、長い間取り付けようとは考えなかった。だが、自転車のあちこちの傷をコンパウンドや塗料、スコッチカルなどで目立たないようにするうちに、ようやく専用キックスタンドを取り付ける気になれた。このようなことにならないように、できれば納車時に取り付けた方が良いだろう。
写真: 補修後のキックスタンドの取り付け部
■ 専用品ならではのすっきりした外観
SEEKにはこのキックスタンドを取り付けるための専用台座が設けられており、ボルト2本で簡単に固定できる。このスタンドを取り付けたSEEKのルックスは正に理想的。チェーンステーとシートステーの二カ所で固定するキックスタンドよりも、ずっとすっきりした外観になる。ダサいと言われるキックスタンドも、専用品ならおしゃれでかっこいいと思えてくる。この感覚は他のキックスタンドでは味わえないだろう。
写真: 元のキックスタンドよりも見た目がすっきり
■ SEEKでは最も伸ばして使うのが実用的
このキックスタンドはアジャスターで長さ(高さ)を変えられるが、短くするとSEEKが大きく傾いて転倒しそうになり、最も短い状態ではキックスタンドが地面に届かない。だから、SEEKでは自ずと最も伸ばした状態で使うことになり、駐輪時にアジャスターで長さを変える機会はないに等しい。
実はこのキックスタンドはSEEK専用設計というわけではなく、NUVOやcycledesignから全く同じものが販売されている。GIANTはこのキックスタンドに合うように台座を用意し、専用品として販売したのだろう。伸縮機構は、様々な車種のホイール径に対応させやすいが、SEEKを駐輪させる際の長さ調節にはほとんど役に立たない。頻繁に長さを変えるわけではないが、伸縮機構を生かしきれないのは少し残念だ。
写真(左): キックスタンドを最も伸ばした状態でのSEEKの傾き。安定感は全く問題ない ※いつもは前輪をキックスタンド側に向ける
写真(右): NUVOの刻印が確認できる
■ アジャスターが緩む可能性とその対策
以前、ネットでこのキックスタンドのことを調べたら、アジャスターのねじがすぐに緩んで縮むという情報がいくつかあった。また、店員の話では、SEEK専用品以外でも、伸縮可能なキックスタンドのアジャスターのねじが緩む、もしくは、アジャスター自体が壊れるといったことがあるらしい。
対策として、私はアジャスターのねじにLOCTITE(ねじ緩み止め剤)を塗布し、その上でアジャスターを強く締め込んでおいた。今のところ、手で簡単に緩まないだけでなく、走行中の振動や駐輪時の衝撃でも緩んでいない。このキックスタンドには効果的な方法だったと思う。
写真: アジャスターが緩まないように、グリスを拭き取った上でLOCTITEを塗っておいた
■ SEEK乗りにはおすすめのスタンド
SEEKには実用性を重視してキックスタンドを取り付けていたが、見た目では決して満足しているわけではなかった。チェーンステーにすっきりと直付けできるSEEK KICK STANDなら見た目も大満足。汎用キックスタンドのようないかにも後付けしたという感じが出ないシンプルさが良い。SEEK乗りならおすすめのキックスタンド。ただし、他の伸縮可能なキックスタンド同様、アジャスターが緩んで縮む可能性があるので、アジャスターに何らかの対策をした方がいいと思う。
写真: 専用キックスタンドを取り付けたSEEK
図 : SEEK KICK STANDの良い点、悪い点、気になる点
価格評価→★★★☆☆ (汎用スタンドとあまり変わらない値段)
評 価→★★★★☆ (見た目がすっきり。個人的にはほぼ星5つだが、気になる点もあったのでこの評価とした)
<オプション>
年 式→不明
重 量→295g (元のスタンドよりも36g重くなった。見た目ほど軽くはない)