購入価格 ¥4,620(定価だよ定価orz)
あのLEZYNEがミニフロアポンプを作るとこうなる。
まさにそんな製品。
自分はこのポンプの存在を知らなかったのだが(知らない方が良かったかもしれないw)、ちょいと探し物をしに近所のY'sロードR1へ行った際、
ポンプコーナーを通りがかったら目の前にぶら下がっていて、まさにイヤッッホォォォオオォオウ!衝動買い!!ガタン、であったw
普通なら、見た事が無い品は携帯でサーチして定価を調べるくらいのことはするのだが、それすらせずレジへ持って行ったのだからまさに衝動買い。
まぁ、1本しかなかったので、バーゲンのおばちゃんよろしくキープ、と言う側面もあったがw
帰宅して調べてみると、ゲージ付きもあるらしい。
携帯ポンプの場合、何回ポンピングすれば何気圧入るかを覚えておけば済む話なので、ゲージは必須では無い。
無論、目安程度とは言え、付いている方が便利ではあり、実際自分もミニモーフをゲージ付きに改造しているわけだが。
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まずパッケージから。おサレw
見るからにCNC加工されたアルミの塊。
別角度から見てみよう。
グリップを経由して固定されるホースは、ちょっとだけ伸ばして固定するようになっており、まず動くことは無い。
そのグリップはこのようにホース溝が付いている。CNC加工の極み。
インナーロッドを伸ばしてみるとこうなる。
使用時はこの状態まで引き伸ばすことになる。
インナーロッドは、ピストン径に近い太さ。lezyne曰く、これ故均一な力でポンピングができるとのこと。
これはウソでは無く、実際に入れた時に実感できる。
折り畳み式の台座はやはりアルミ製。
プラスチックで折ってしまいそうなTOPEAKのモーフシリーズとは違う(折れないけど)。
口金はこの写真では右側が仏式、左側が米式で、ホース側の金具にねじ込んで使う。
又、バルブへもねじ込んで固定することになる。従って、ネジ切りがされていないミシュランのバルブには使用できないと思う。
(自分はねじ切りされたシュワルベチューブを常用しているので・・・)
もちろん米式口金にジョイントして例のヒラメポンプヘッドアダプターwを使うことも可能。
これならミシュランでもOK。
もっとも、ねじ込み固定が大変精密にできており、エア漏れなどは皆無であるし、上手い構造でロングホースでもあることから、
グランジポンプアダプターですら必要は無いと思う。
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さて、エアを入れてみますか。
同時にレビューしたポンプと同様、ロードで最大10barのVittoria RUBINO PRO IIに入れてみた。
チューブはシュワルベの安いやつ。エアを抜いた状態からである。
で、200回で9.5bar入った。
これは、自分がテストしたポンプの中では最高峰だと思う。
ちなみに、ライバルと目される(と勝手に思っているw)ミニモーフでも同条件でテストしてみたが、200回で8.5barだった。
無論、この辺はポンプの大きさにもよるわけで、ロードモーフやターボモーフならばもっと「入り」が良いであろうけれど。
100回以降、結構キツクなってくるが、最初に書いたピストン径に近いインナーロッドの成果か、スムーズさを保っている。
安定してまっすぐ押し込めると言うか。
口金が精密なこともあり、エア漏れもまったくない。
ミニモーフだとロッドが細く、安定せず、力を入れるとポンプ自体が結構暴れてしまう。
スムーズと言う言葉とはかけ離れている。
そもそも200回入れるのがかなりキツイ(それでも、今まではこれが最高と思っていたわけだが)
ただ、欠点もあり、グリップが小さいので、力を入れ始めると手のひらが痛くなってくる。
今回はグローブをはめてポンピングしたが、それでも痛くなってきた。
更にウエスを当てる等の処理をした方が良さそうだ。
ついでなのでライバルと目される(しつこいw)ミニモーフと並べてみよう。
金属感に溢れスラリとしたLEZYNEに対して、プラスティッキーでデコラティブなミニモーフ。
ミニモーフの安っちぃ感も、それはそれで捨て難く味がある(TOPEAK好きだから・・・w)
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この特異なホースの取りまわしを見て、自転車にマウントした際には結構野暮ったいのでは?と思う方もいると思う。
一応、ボトルケージと共生するようなブラケットは付属している。
このブラケットを使ってマウントするとポンプが主張しすぎると思う。
写真は撮らなかったが、一応試してはみた。やはり、ホースの取り回しが独特で、主張しすぎている。
ホースを持ち歩いているような姿で、一体何の消防車だよ、と思ってしまうw
そこで自分が取った方法がこれ。
お得意のダウンチューブ下部にぶら下げ方式。
ただ、付属のブラケットを使ったりはしていない(そもそもこの方式では使えないけど)
ここで使ったのは、あのTOPEAK TMR-2C。流用ライトブラケットとして散々使われているアレ。
我が家にはライトブラケットを作る為に、TMR-2CやTMTR-2CやミノウラQB-90やBAZOOKAワンタッチボトルケージが常備されている(バカwww)
そこからアタリをつけてTMR-2Cを使ってみたらピタリだったわけ。
TMR-2Cも本来の用途である携帯ポンプをホールドできて嬉しかろう。他社製品だけどw
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かようにナリだけではない高性能ミニフロアポンプ。
美しさに精密感と操作性を備えているわけで、そりゃ男なら惚れるだろうと。
このポンプのCNC加工感(なんだそれw)を最も端的に表しているのがこの部分。
このアルミのCNC加工感+塊感で酒を飲めるようになれば、もう間違いなくアナタもダメな人w
価格評価→★★★★★ この精密感でこの性能なら定価でも大バーゲン。
評 価→★★★★★ 性能は文句なし。多少欠点はあるが、それはそれで工夫し甲斐があるだろうよ(無茶苦茶w)
<オプション>
カタログ重量160g
実測175g
ま、この辺はご愛嬌か。目くじら立てるほどの重量では無いし・・・