購入価格 ¥2,940(定価)
コンパクト・軽量でありながら11bar/160psi充填可能な携帯ポンプ。
仏式専用。従ってグランジポンプアダプターは使用不可。
2重気室デザインとかで、小さいにも関わらず、一回辺りのエア吐出量を増加させている。
実は、まぁ、その時点で、ちょっとな・・・と思っていたのだが・・・
でも、仕方ない。「レビューワー」とは「人柱」の別名に他ならないのだからw
伸ばしてみると、意外にも「さけのさかな」側面が覗くw
アルマイト処理された赤とポンプ外側の黒がマッチしてなかなか美しい。
口金とインナーロッドのコンビネーションなんて、凄くそそられるものがある(ダメな人w)
勝手にライバルと考えている3品を並べてみる。
左からairbone、Blackburn AirStik SL、TOPEAK MICRO ROCKET ALT。
airboneの小ささは他では比較にならない。
愛用者も多いと思うが、傑作ポンプと言って相違あるまい。
重量はメーカー発表値では58g。自分の実測では62g。
ついでに言うと、ポンプブラケット込みでは75gであった。
まぁ、十分に軽いと言って良かろう。
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では、タイヤのエアを抜いて必死こいて入れてみよう。
サラピンチューブに入れるべきかもしれぬが、その辺は勘弁して欲しい。
シュコシュコシュコシュコ、と200回でこの数値となった。
4.21bar=61.1psi
で、危惧していた通り、200回の時点でかなり押し込みがキツい。
グランジポンプアダプターを使いたいところだが、仏式オンリーなので使えない。
11bar入れることは可能なのかもしれないが、11bar入れることなんて考えたくない。
手元にライバルたるTOPEAK MICRO ROCKET ALTをテストした時のデータがあるのだが・・・
200回 3.14bar=45.6psi
300回 4.71bar=68.3psi
400回 6.05bar=87.8psi
感覚的に400回でSLの200回くらいのツラさ。300回くらいだとまだ軽い。
逆に言えばSLで200回のツラさで6bar「も」入る(回数は多いんだけどね)。
自分はTOPEAK MICRO ROCKETに軍配を上げるw、ちうか、MICRO ROCKET滅茶苦茶優秀。
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と言うわけで、やはりそんな都合の良いポンプは無かった。
いや、TOPEAK MICRO ROCKETこそ都合の良いポンプだった、と言うべきか。
無論、「緊急時に4barも入りゃ十分だ」と言う人には良いポンプ。
何せコンパクトで軽量だ。
ただ、それならば、airboneを選んだほうが割りきりが良いかもしんない。
低圧/高圧の2段階切替を備えた「AirStik 2ステージ」と言う製品も存在しており、
Blackburnとしてはこちらが本命なのかもしれない。
ただ、2ステージはTOPEAK MICRO ROCKETより重い(短いが)。値段は拮抗。
それなら、単純に6bar入れられるTOPEAK MICRO ROCKETを選ぶほうが良いと思う。
TOPEAKは、携帯ポンプに関しては、相当に信用おけるメーカーだし。
価格評価→★★★☆☆ 安い!と言うわけでも高い!と言うわけでも・・・
評 価→★★★☆☆ 緊急用としては十分使えますので・・・でも期待はずれってことで。